業界唯一の自動運転専門メディア「自動運転ラボ」は自動運転関連求人数の最新調査(2019年3月版)を公表し、主要6転職サイトの合計登録求人数が2カ月連続で2ケタ増となったことを明らかにした。
2019年3月末時点の登録求人数は前月比11.3%増の1万3938件。前回調査では13.2%の伸びを記録していた。このペースでの増加が続けば、登録求人数は2019年内に2万件に達する見込みとなっている。
転職サイトのうち、最も関連求人数が多かったのは前月に引き続き「Indeed」で、前月比13.2%増の1万2479件だった。同サイトのほかに求人数が増えたのは、「リクナビNEXT」(128件、3.2%増)と「ランスタッド」(110件、46.7%増)の2サイト。
「doda」は前月比5.4%減の1092件、「マイナビ転職」は同21.9%減の71件、「エン転職」は同1.7%減の58件だった。「doda」と「マイナビ転職」は2カ月連続減となっている。
世界や日本の自動車メーカーや関連会社では現在、自動運転レベル3(条件付き運転自動化)を搭載した車両の市販化に向けた開発に目下力が入れられているが、2019年3月の求人案件では「レベル4」「レベル5」というワードも目立った。
各社が将来的な完全自動運転システムの実現に向け、人材確保を急いでいる表れであるとも言えそうだ。
【参考】関連記事としては「自動運転関連求人、「未経験者歓迎」が増加 2019年1月は3.8%増の1万1065件」も参照。