自動運転ベンチャー企業の株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)は2018年7月3日までに、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の新型を年内に販売開始すると発表した。CarriRoの新型は、自動運転技術を応用した無人搬送機能搭載の「自律移動モデル」だという。
CarriRoは倉庫などでのピッキング作業に特化した台車型の物流支援ロボットだ。女性や高齢者の運搬作業を支援することも目的の一つとして開発された。走行しながら現在の位置や走行指示情報を画像認識によって取得し、報道発表では「人手を介在することなく安定したルート走行を行います」としている。
【参考】ZMPのCarriRoの開発詳細や、自動運転技術の車以外の活用例は、「白線ロボットや動くイス… 自動運転はクルマだけじゃない!|自動運転ラボ
事前に指定した走行ルートをタブレット端末で変更することも可能で、作業現場の状況などに柔軟に対応することができることも特徴。従来モデルにも搭載されている追従機能と自律移動機能を使い分けることも可能だという。
現行モデルであるCarriRoは、今後も継続して販売する。現行モデルから自律移動モデルへのバージョンアップも可能だという。
【参考】CarriRoの新型である自律移動モデルは、2017年7月18日~20日に東京都内で開催するZMPフォーラム「自動運転の商業化で人とモノの移動を変える」でお披露目する。会場は東京都千代田区のベルサール飯田橋で、開催時間は午前10時から午後6時(19日のみ午後5時)まで。参加費は無料。詳しくは「プレスリリース」も参照。