国土交通省は2018年10月17日、第1回「都市と地方の新たなモビリティサービス懇談会」を開催する。MaaSの活用によって現在存在する交通課題の解決を目指し、日本におけるMaaSのあり方やバス・タクシー分野でAI(人工知能)や自動運転技術を活用する場合の課題抽出などに取り組む。
懇談会の委員は9人。筑波大学特命教授の石田東生氏が座長を務め、東京大学生産技術研究所助教の伊藤昌毅氏や東京大学大学院新領域創成科学研究科教授の鎌田実氏などのほか、自動車ジャーナリストとして活躍する川端由美氏も委員の一人だ。
国土交通省は発表の中でMaaSやAI、自動運転などについて「新たな都市の装置として都市のあり方にも大きなインパクトをもたらす可能性があります」としている。都市部の渋滞や運転手不足、地方における交通サービスの縮小などに立ち向かうため、どうこれらの技術を活かしていくか、議論の方向性に注目していきたい。
【参考】関連記事としては「MaaSとは? 読み方や意味・仕組み、サービス・導入事例まとめ|自動運転ラボ」も参照。