米自動車メーカー大手フォードが米小売サービス企業最大手のウォルマートなどと共同で、開発中の自動運転車を使った商品の宅配サービスに関する実証実験を行うことが、2018年11月18日までに明らかになった。
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報道などによると、この実証実験はフォードが自動運転の走行テストを実施しているフロリダ州マイアミで行う。実証実験には食品宅配サービスを手掛ける米スタートアップのポストメイツも参加するという。実証実験で得られたデータを効率的な宅配サービスの設計に役立てるものとみられる。
ウォルマートはこれまでにグーグルの自動運転部門であるウェイモ社と提携し、ウェイモ社の自動運転車を使ってウォルマートの実店舗まで客を送迎するという実証実験を実施している。こうしたことからアメリカの中でもウォルマートは自動運転車の活用に積極的な小売企業として認識されている。
無人タクシーや無人バスなどと同様に無人宅配サービスへの活用にも注目が集まる自動運転技術。日本国内においてはセブンイレブンやイオン、ヤマト運輸なども自動運転技術の活用に積極姿勢を示している。
【参考】関連記事としては「グーグル系ウェイモ、AI自動運転でウォルマートへ送迎」も参照。