スマートフォンの浸透とともに市民権を獲得した感のあるタクシー配車アプリ。利用したいときに利用した場所へ気軽にタクシーを配車してもらえるサービスで、アプリ利用者数も増加の一途をたどっている。
そんな便利なタクシー配車アプリを、さらに便利に使う方法が「クーポン」だ。各社が発行しているクーポンコードを適用することで割引サービスなどを受けることができるため、しっかりチェックしておきたいところだ。
今回は、各タクシー配車アプリが提供しているクーポンやキャンペーン情報の入手方法を中心に調べてみた。
記事の目次
■Uber:東京や大阪、名古屋など13地域で展開
アプリの概要
米ライドシェア最大手のUber Technologiesは、日本でタクシー配車アプリを展開している。2018年から全国各地のタクシー会社と連携を進め、タクシー配車サービス「Uber Taxi」の対象地域を拡大しており、2021年1月現在、新たに展開をスタートした東京を含む大阪や名古屋など13地域で展開している。
プロポーションコードの利用方法
Uberのアプリをインストール後にプロポーションコードを利用するには、アプリを起動後にメニューから「お支払い」→「プロモーションコードを追加」と進み、プロモーションコードを入力することで使用できるようになる。Uberのプロモーションコードは公式ブログ(https://www.uber.com/ja-JP/blog/)などで発表される。
■JapanTaxi:全国47都道府県で6万5,000台のタクシーに対応
アプリの概要
株式会社Mobility Technologies(本社:東京都港区/代表取締役社長:中島宏)が運営する「JapanTaxi」は、全国47都道府県で約6万5,000台のタクシーを対応しているタクシー配車アプリだ。アプリ1つでタクシーの手配・予約、料金の支払いまでが完了する。
キャッシュレス決済に対応しており、クレジットカードはもちろん、電子決済ではd払いやApple Payなどでの決済が可能だ。あらかじめアプリ上でそれぞれの決済情報を登録しておけば、降車時のタクシー車内での支払いは不要となる。
なお、JapanTaxiアプリは2021年春頃に東京と神奈川でサービスを終了し、後継アプリ「GO」に切り替わる。元DeNAの配車アプリ「MOV」と事業統合したことによる切り替えとなり、その他の地域に関する情報は2021年1月時点ではまだ公表されていないようだ。
クーポンの利用方法
JapanTaxiのクーポンは、支払い方法で「ネット決済」を選択したときのみ利用でき、タクシー配車の注文画面でクーポンの利用の有無を選択する。
クーポンコードの登録は、メニュー画面から「クーポン」を選択し、コードを入力するとクーポンリストに新たなクーポンが付与される。
クーポンの獲得方法
クーポンコードの入手は、基本的にジャパンタクシーのお知らせから入手する。JapanTaxiの公式Twitterや公式Facebookでもさまざまな情報を積極的に発信している。キャンペーンは期間限定のものが多いため、こまめにチェックしよう。
このほか、アカウント登録時に入力箇所がある「初回限定クーポン」は、限定キャンペーンのクーポンやアプリを初めて使用する人が初回限定クーポンを入力することができる。
公式サイトは「こちら」。
■GO:2020年9月リリース、JapanTaxiはGOに一本化へ
アプリの概要
株式会社Mobility Technologiesが運営する「GO」は、同社に事業統合された元DeNAのタクシー配車アプリ「MOV」をベースにした新しい配車アプリで、2020年9月にリリースされた。GOアプリには高度な配車メカニズムが搭載されており、ユーザーとタクシー車両のマッチング精度を向上させていることなどが特徴だという。
2020年9月より首都圏や関西圏など全国17エリアにてサービスを開始しており、最終的には全都道府県でサービス展開を行う予定だ。なおJapanTaxiアプリはいずれ、このGOアプリに一本化される予定となっている。
クーポンの利用方法
GOのクーポンは、支払い方法で「アプリ決済」を選択したときのみ利用でき、タクシー配車の注文画面でクーポンの利用の有無を選択する。
クーポンコードの登録は、メニュー画面から「クーポン」を選択し、コードを入力するとクーポンリストに新たなクーポンが付与される。
クーポンの獲得方法
クーポンコードの入手はGOアプリの「お知らせ」のほか、GOの公式Twitterや公式Facebook、公式Instagramでも入手できる。
2021年1月時点では、「友達紹介クーポン」などが利用可能だ。「友達紹介クーポン」は、アプリのダウンロード後のアカウント登録時にクーポンコードを入力することができる。キャンペーンは期間限定のものが多いため、こまめにチェックしよう。
公式サイトは「こちら」。
■DiDi:14都道府県でサービスを展開中
アプリの概要
世界400都市以上で利用されている世界最大級の交通プラットフォーマーで、中国ライドシェア最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)が運営している。日本では、ソフトバンク出資のもとDiDiモビリティジャパンを2018年6月に設立している。同年9月には第一交通産業と事業提携し、大阪府内でトライアルサービスを開始した。
2019年3月時点で大阪エリアの契約タクシー台数は2,000台を突破、同年11月には日本全国の333社以上のタクシー事業者と提携したことを発表している。現在は、東京や北海道、沖縄など14都道府県でサービスを展開中だ。
クーポンの利用方法
DiDiのクーポンは、支払い方法で「アプリ決済(クレジットカード/デビットカード)」を選択したときのみ利用でき、有効なクーポンを保有している場合、対象地域や有効期限などの適用条件を満たした注文に対しクーポンが自動的に適用される仕組みだ。
複数のクーポンを保有している場合はクーポンの重複利用はできず、割引額が最大となるクーポンが自動で適用される。割引額が同一の場合は、有効期限の短いものが選ばれる。
クーポンの確認や登録は、メニュー画面から「クーポン」を選択し、クーポンコードを入力することで新たにクーポンを取得することができる。
クーポンの獲得方法
DiDiモビリティジャパン公式サイトの新着情報で各種キャンペーンを発表しているほか、DiDiの公式Twitterや公式Instagram、公式Facebookでも情報発信している。
2020年11月にはPayPay決済でタクシー料金が毎日半額になるキャンペーンや、同年12月にはクリスマスキャンペーンとして、新サービス「DiDi Special」の初回利用者限定で乗車料金が初回無料と次の2回が半額となるサービスなど、期間限定のキャンペーンを実施している。
公式サイトは「こちら」。
【参考】DiDiの配車アプリについては「DiDiのタクシー配車アプリの日本での使い方は? プロモーションは? 大阪で展開」も参照。
■【まとめ】お得なクーポンを見逃さないよう公式Twitterなどのフォローを
この記事では、UberとJapanTaxi、GO、DiDiのタクシー配車アプリについて紹介した。各社ともに定期的にキャンペーンやプロモーションを実施しているので、お得なクーポンを見逃さないよう各アプリの公式Twitterなどをフォローしておきたいところだ。
(初稿公開日:2019年4月11日/最終更新日:2021年2月19日)
【参考】タクシー配車アプリについては「タクシー配車アプリ戦争、5強体制の様相 勢力図は?」も参照。