自動運転タクシーを世界で初めて商用化したGoogle系ウェイモ。そのウェイモで顧問という要職を現在務めるローレンス・D・バーンズ氏による書籍『AUTONOMY 自動運転の開発と未来』が、2020年6月10日に発売された。
Googleの元自動運転車プロジェクトリーダーであるクリス・アームソン氏などの知られざる開発ストーリーを克明に描くなど、業界注目の一冊だ。従来の自動車業界を破壊するとも言われる「自動運転」というイノベーションに、アームソン氏はどう挑んできたのか。
■DARPA主催レースに挑戦、Googleのリーダーに
アームソン氏がカーネギーメロン大学チームの技術リーダーだった時代、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボットカーレース「グランドチャレンジ」に挑戦し、その後にGoogleの自動運転プロジェクトの創設者からリーダーに任命される。
アームソン氏はGoogleの自動運転プロジェクトが分社化されてウェイモとなる少し前まで、プロジェクトにおいて自動運転開発の陣頭指揮を執っていた。2018年12月に商用サービスを開始したウェイモの自動運転タクシーの技術の土台は、このアームソン氏が固めたと言っても過言ではない。
本著では、自動運転車プロジェクトチームがカリフォルニア州の道路を100%自動運転で自走するという目標に挑戦する様子も描かれている。
■プレゼントキャンペーンの第2弾を実施
自動運転は遠い未来の話ではない。本著でも触れられているように、既にGoogleは自動運転タクシーの商用サービスを開始し、既に日本でも今年4月に「自動運転レベル3」(条件付き運転自動化)が解禁されている。
自動運転ラボは、本著の出版を記念して実施したプレゼントキャンペーンの第2弾(10名様に贈呈)を本日からスタートします。第1弾では多くのご応募をいただき、改めて自動運転に対する関心が高まっていることを感じました。
応募締切は7月2日(木)。贈呈をご希望の方は「プレゼント応募フォーム」からご応募下さい。当選者の発表は本著の発送をもってかえさせて頂きます。
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【参考】関連記事としては「自動車企業 vs IT企業、自動運転領域エンジニア争奪戦の行方」も参照。