保険にテクノロジーを導入している米企業Lemonade(レモネード)が、インディアナ州で米EV(電気自動車)大手のテスラ(Tesla)向けの保険料50%オフサービスを開始した。
一部自動運転が可能な運転支援システム「FSD」(Full Self-Driving)を使用した走行での距離に応じて、保険料が半額になる点が特徴だ。
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■テスラ向けの新しい保険商品
Lemonadeはスマートフォンアプリを通じて保険の見積もりから契約、保険金請求までを行えるサービスを提供している。今回発表された自動運転対応保険は、テスラ向けに設定された商品だ。
インディアナ州のテスラオーナー向けのサービスであり、アプリやサイトから数秒で保険料見積もりができる。ペット保険や住宅保険とセットだと、さらに割引を受けられるという。
なおFSDは、車線変更や右左折、信号認識などを支援する運転支援システムだ。ドライバーが周囲を監視し、必要に応じて運転操作できる状態で利用できる。
■安全性向上で保険料削減
Lemonadeは、人工知能(AI)や機械学習を活用して保険の契約や保険金請求を効率化する企業として知られている。
従来の自動車保険では、年齢や居住地域、事故歴などで保険料を算出するが、同社は運転データや車両データを活用し、より詳細にリスクを評価して保険料を割り出している。
Lemonadeは、FSDを利用した状態では「事故発生リスクが低下する」という分析結果を得ており、そのデータをもとに保険料に反映している。
Shai Wininger社長は「FSDで事故の可能性が低下することはデータが示している。その効果を正確に把握し、利用者へ保険料の節約という形で還元する」とコメントしている。
■自動運転での保険モデルとして注目
自動運転技術の普及が進む中、運転データを活用した新しい保険商品の開発は今後さらに広がる可能性がある。
今回の取り組みは、AIと自動運転技術が保険業界にも変革をもたらし始めていることを示す事例として注目されそうだ。Lemonadeが開始したテスラ向けの自動運転保険の商品は、その先駆けといえる。
【参考】関連記事としては「テスラの自動運転機能(FSD)とロボタクシーを徹底解説」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)