自動運転に「投資マネー」殺到!日本の”打倒テスラ”企業は累計337億円

Turing、ベンチャー資金調達で2位

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日本でも実用化が進み、ますます注目を集めている自動運転分野。その傾向は資金調達にも表れている。2026年2月のスタートアップ資金調達金額ランキングで、自動運転開発企業が2位になった。

その企業とは、生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組むTuringだ。「We Overtake Tesla(我々はテスラを超える)」をミッションに掲げる同社は、あらゆる条件下において車が人間の代わりに運転操作を行う自動運転車の実現を目指している。

▼【STARTUP DB】調査結果 スタートアップ資金調達金額ランキング(2026年2月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000446.000032589.html

【参考】関連記事としては「自動運転業界のスタートアップ・ベンチャー企業一覧(国別)」も参照。

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■2位は自動運転開発企業

「スタートアップ資金調達金額ランキング(2026年2月)」は、成長産業支援事業を推進するフォースタートアップスが調査し、その結果を公開したものだ。2位のTuringの2026年2月の調達額は32億円、累計調達額は337.6億円だ。なお今回の調査における最終資金調達日は2026年2月12日となっている。

2021年8月設立のTuringは、カメラから取得したデータのみでステアリングやブレーキ、アクセルなど運転に必要な全ての判断をAI(人工知能)が行うE2E (End-to-End) の自動運転AIを開発している。高度な自動運転を実現する「生成AI」、AIを車載で動かす「半導体」、車両とAIを一体化させる「自動運転システム」の3軸の開発を同時に進めている。

出典:フォースタートアップス社プレスリリース

■過去の資金調達状況

Turingは資金調達内容を2025年11月分まで発表済みだ。最新分は「シリーズA 1st close」で、152.7億円の資金調達を実施した。内訳は、政府系ファンドのJICベンチャー・グロース・インベストメンツおよび独立系ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインを共同リード投資家として、GMOインターネットグループやデンソーなど複数の事業会社、ベンチャーキャピタル、銀行系CVCなどから1倍非参加型優先株式による資金調達97.7億円と、みずほ銀行をアレンジャーとして、複数の銀行・金融系事業会社からシンジケートローンによる融資55億円となっている。

この資金調達にあたりCEO(最高経営責任者)である山本一成氏は、「人類のグランドチャレンジ『完全自動運転』。今回のシリーズA 1st Closeはその挑戦を次のフェーズへ進めるためのものです。これまで積み上げてきた技術開発を基盤に、ここからは計算リソース、データ拡充、組織体制の強化をさらに進め、技術と事業の両輪を本格的に回していきます」と語っている。

また2024年12月にはJICベンチャー・グロース・インベストメンツなどから10億円の資金調達を実施している。なお2025年3月に三井住友銀行と5億円、同年4月にはみずほ銀行と13億円の融資契約を締結済みだ。

■累計調達金額ではTuringがトップ

今回の資金調達金額ランキングで1位となったのは、ホテル兼自宅物件「NOT A HOTEL」の販売や運営を行うNOT A HOTELで、2月の調達金額は101億円であった。3位は世界最先端の超小型人工衛星を開発するアークエッジ・スペースで、30億円を調達している。

このランキングにおける累計調達金額は、NOT A HOTEL330.2億円、Turing337.6億円、アークエッジ・スペース155億円などとなっており、発表された20位までの中でTuringが最も多い。同社の自動運転車の実現はいつになるのか。今後の動きに注目だ。

【参考】関連記事としては「完全自動運転めざすTuring、年間9億円の赤字判明 第4期決算」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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