東京のライドシェア求人、平均時給や給料例は?

タクシードライバーについても説明

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東京23区や神奈川県・愛知県・京都府の一部地域などからスタートした「日本版ライドシェア」だが、現在は全都道府県で実施されることが決まり、運用時間帯などの拡大も行われている。

サービス拡大に伴い、運行主体となるタクシー会社ではライドシェアドライバーを大々的に募集中だ。需要に比例して時給もアップしている傾向にある。ライドシェアドライバーは、正社員ではなくアルバイト・パートとしての雇用となるが、どのくらいの時給が提示されているのかだろうか。調べてみた。

ちなみにこの記事では、ライドシェアとタクシーのどちらで働くべきか、という視点でも解説をしている。安定性の観点ではタクシーのドライバーに軍配が上がるので、関心がある人は以下のサイトなどもうまく活用してほしい。

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■東京のライドシェア求人の時給例

高時給と言われているライドシェアドライバー。東京における主なタクシー会社の時給を紹介する。手当を含め1,800〜2,000円が相場のようだ。

日本交通:平均時給2,000円以上

業界最大手の日本交通では公式サイトの専用ページにてライドシェアドライバーを募集しており、「時給2,000円+歩合給」という高時給が提示されている。内訳は「時給1400円+歩合+手当400円(通信手当・燃料手当)」となっている。ただし2,000円という時給は2025年10月15日までとなり、それ以降は変更となる可能性があるようだ。専用サイトには「自家用車に限り特別手当 200円/時 支給(2025年10月15日まで)」との記載がある。

日の丸交通:時給1,400円+手当1時間400円+歩合給

日の丸交通は「時給1,400円+手当1時間400円+歩合給」という条件でライドシェアドライバーを募集中だ。週1日の稼働でもOKで、「固定の時給に加えて売上に応じた歩合給もあるので、お客様をたくさん乗せることができればその分給与がUPします」とアピールしている。

三和交通:完全歩合制 時給2,000~3,000円を想定

ライドシェアドライバーは完全歩合制としている三和交通。頑張った分自分の給料として反映される仕組みとなっており、東京では時給にしておよそ2,000~3,000円となっているようだ。「万が一稼げなくても働いた時間の最低賃金分は保障されます」との記載もある。

飛鳥交通グループ:時給1,800円

東京23区エリアでの時給は1,800円だ。内訳は、持ち込み車両の場合「基本給:時給1,450円(みなし時間外労働時間割増290円を含む)+NRS手当:1時間当たり350円(みなし時間外労働時間割増70円を含む)=合計1,800円」となっている。時給については「お客様をたくさん乗せることができれば、その分調整給が増えます」との記載がある。

■ライドシェアは稼げる?

東京のアルバイトの平均時給は1,500円前後と言われており、ライドシェアドライバーはそれより300〜500円高い時給で募集が行われていることが分かった。しかしライドシェアドライバーは稼働時間が限られており、トータルで見るとそれほど稼げない場合も多いようだ。

内閣府による調査結果から実情を探ってみたところ、現在は制約が多く、希望通りの時間帯に稼働できないという声が多く出ていることが分かった。副業として働く場合、これは大きなハードルになる。また遠方から日本版ライドシェアのサービスエリアまで通う場合は、時間やガソリン代が余分にかかり採算が取れないという不満も出ているようだ。

さらに「週に20時間以上働くと社会保険の対象となるため、タクシー会社が週20時間までしか働かせてくれない」という声もある。制度上は週20時間までといった定めはないが、社会保険の兼ね合いなどを理由に多くのタクシー事業者が制限を課していることが判明した。

また、本業と副業の合計労働時間が1日8時間、週40時間の法定労働時間を超過するケースは、割増賃金の支給対象となる。割増賃金は原則として後から労働契約を締結した方に支払義務が生じるため、敬遠されやすいようだ。

■タクシードライバーがおすすめの理由

同じドライバー職として、タクシードライバーについても説明する。タクシードライバーは正社員としての雇用となり、補償が充実している点が魅力だ。現在は観光需要の回復やインバウンド増加により、タクシー不足が深刻な問題となっている。そのためタクシー会社は好待遇でタクシードライバーを大募集している。タクシードライバーの主なメリットを紹介する。

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まとまった時間しっかり働ける

稼働時間が限られるライドシェアドライバーに対し、タクシードライバーは一般的な会社員と同様、8時間勤務で休憩が1時間という勤務体系のことがほとんどだ。1勤1休の働き方のタクシー会社が多く、年間休日は200日以上ある。シフト制の勤務で自由に休みを申請でき、相談により平日のみかつ夕方までの勤務が可能な場合もある。そのため女性のドライバーも増えてきている。

人手不足で正社員採用のチャンス

未経験者からも挑戦できるのが、タクシードライバーの最大のメリットかもしれない。ほとんどのタクシー会社が、タクシードライバーになるために必須の二種免許取得費用を会社負担としており、未経験の人でも最短2週間程度で二種免許を取得し勤務をスタートすることができる。地理や接客などの研修体制の整った企業が多く、未経験者でも安心して働き始めることができる。

大手タクシー会社の平均年収は600万円前後となっている。完全未経験の正社員採用で600万円以上の収入が見込める職種は、なかなかないと言える。働き方によっては年収1,000万円ほどを稼ぐドライバーもいるようだ。給与補償制度があるため、一定水準以上の給与が保障されているため安心だ。

最近はアプリがあり、働きやすく稼ぎやすい

タクシー配車アプリを導入しているタクシー会社がほとんどのため、行き先の説明や料金の受け渡しはアプリ上で行うことができるようになった。そのため乗客と会話する必要が極めて少なく、接客が苦手な人も転職しやすい職種になってきつつある。また配車アプリやAIナビの登場により、未経験でも経験者と同じように働くことが可能になってきているようだ。

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■【まとめ】安定性を求めるならタクシー

空いた時間にお小遣い稼ぎをしたいならライドシェアドライバーをしてみるのはいいかもしれない。ただし一定の収入を得て安定性を望む人には、タクシードライバーがおすすめだ。二種免許を取得しタクシー会社で経験を積んだあとで、個人タクシーを開業する方法もある。

双方のメリット・デメリットをよく理解し、自分にはどっちが合っているのか考えてみよう。

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ライドシェア求人には応募すべき?タクシー運転手とメリットを比較

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