日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要5転職サイトにおける2024年11月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前年同月比54.6%増の8,994件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職5サイト)は2024年11月末時点で、前月比18.3%減、前年同月比54.6%増の8,994件だった。
サイト別では、dodaが同0.2%増の4,845件、リクナビNEXTは同35.0%減の3,795件、マイナビ転職は同2.1%増の193件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同23.9%増の83件となっている。
■新興企業が多様なポジションを募集する傾向に
自動運転技術を開発しているのは自動車メーカーや大手IT企業だけではなく、スタートアップやベンチャーによる取り組みも盛んになっている。そのため、新興企業が新規事業の立ち上げに伴い、技術やソフトウェアのライセンス販売に向け、エンジニア職はもちろん、影響職のポジションを募集しているケースも増えている。
■MaaS:前年同月比31.5%増の1,052件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職5サイト)は2024年11月末時点で、前月比5.5%減、前年同月比31.5%増の1,052件だった。
主要転職サイト別では、dodaが同0.4%増の790件、リクナビNEXTが同22.2%減の224件、マイナビ転職は同22.2%減の14件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同40.0%増の14件だった。
MaaS関連の求人は、前月から継続して自動車メーカーの案件が目立つが、そのグループ会社による求人が増えている。自動車メーカーが車両の製造に加えて、モビリティを活用した「サービス」に乗り出す姿勢が見え始めている中、この傾向は続くものと考えられる。
■タクシーアプリやカーリースの業界動向も発信
自動運転ラボはモビリティ業界に関するトピックとして、求人動向をウオッチし続けているが、近年は競争激化や業界再編などに伴い、タクシー配車アプリや、カーリース・サブスク、自動車保険、中古車買取などに対する関心も高まっていることから、これらの分野での関連情報の発信にも引き続き力を入れていく予定だ。
▼タクシーアプリのクーポン情報まとめ!DiDi、GO、S.RIDE、Uberなど
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【参考】関連記事としては「「自動運転」求人が大幅増!前月比49.4%増の11,006件に 2024年10月調査」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)