自動配送ロボットを開発する米Serve Robotics(サーブ・ロボティクス)は2023年8月14日までに、アメリカ市場におけるSPAC(特別買収目的会社)上場についての発表を行った。
SPAC企業との合併はすでに今月終えており、それに先立ち、既存投資家のUberやNVIDIAがが主導するラウンドで3,000万ドルを新たに調達したという。合併後の株主比率は、Uberが16.2%、NVIDIAが11.0%となっている。
合併時点での企業価値については触れられていない。
■Uberが買収した企業からスピンアウト
Serve Roboticsの沿革に触れておこう。
同社の始まりは、オンデマンドデリバリー企業Postmatesのロボット部門Postmates Xだ。同社は歩道を自立型で走行するロボットを開発していたが、2020年にUberがPostmatesを買収し、その後、Postmates X部門はServe Roboticsとしてスピンアウトした。
ちなみに今回のSPAC企業との合併後、Uberのデリバリー担当副社長であり、かつ南北アメリカ地域の責任者であるSarfraz Maredia氏が、Serve Roboticsの取締役に就任している。
Serve RoboticsはUberに最大2,000台のロボットを配備しており、今後、さらに提供台数を増やす見込みとなっている。
【参考】関連記事としては「Uberなどが大口顧客に!?自動配送ロボ開発Serve Roboticsの有望性」も参照。
■自動運転関連の上場企業として注目
車両向けの自動運転技術を開発している企業の上場例はすでにある。Aurora InnovationやTuSimple、Mobileyeなどだ。
一方、Serve Roboticsが開発しているサイズの自動配送ロボットをメイン事業として行っている企業の上場は、アメリカではまだない。ミドルサイズの配送ロボットを開発するNuroも、上場はまだだ。そのため、今回の上場についての発表は、大きな注目を集めそうだ。
※編注:この記事は特定の株式銘柄への投資を推奨するものではありません。
【参考】関連記事としては「自動運転、「第2次上場ブーム」待機組に超有力ベンチャーずらり」も参照。
【参考】関連記事としては「自動運転、米国株・日本株の銘柄一覧(2023年最新版)」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)