米国における日本人初「空飛ぶクルマ」のパイロットは誰?

GMO社長が初級・操縦士証を取得

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出典:GMOインターネットグループ・プレスリリース

日本人で初めて、米国航空法上における「空飛ぶクルマ」のパイロットが誕生した。その人物とは、日本のIT大手GMOインターネットグループ株式会社(本社:東京都渋谷区)の会長兼社長執行役員・CEO(最高経営責任者)である熊谷正寿氏だ。

同社は「空×ITの領域」への事業拡大を視野に入れ、数年前からエアモビリティ事業に積極的に取り組んでいる。熊谷氏が自ら空飛ぶクルマのパイロットになり知見を蓄積することで、「空の移動革命」を実現するためにGMOインターネットグループとして、さらなるセキュリティ対策技術の開発に取り組んでいくとしている。

■米国航空法上のパイロットに

熊谷氏は2023年1月に、日本人で初めて「初級・操縦士証(BEGINNER PILOT CERTIFICATE)」を取得したという。米LIFT Aircraft製のeVTOL(電動垂直離着陸機)「HEXA」の操縦訓練を受け証明書を得たことで、米国航空法上における「空飛ぶクルマ」のパイロットとなった。

なお、同氏は過去にヘリコプターと飛行機の操縦免許を取得済みだという。

■GMOインターネットと「空」

GMOインターネットグループは、「空」を陸上・海上に続く産業の「最後のフロンティア」とし、空の移動革命に向けた取り組みを進めている。具体的には、グループ会社のGMOグローバルサインを中心に、ドローンや空飛ぶクルマの通信の暗号化などの通信・制御時のセキュリティ強化に関する情報提供や、各社の実証実験に向けての電子証明書の無償提供などを行っている。

2021年5月には国土交通省の「空の移動革命に向けた官民協議会」に参画し、空の移動革命のための制度設計において、セキュリティ技術分野で連携している。

また同年7月には、2025年に開催される大阪・関西万博での空飛ぶクルマの運用開始に向けた「大阪・関西万博×空飛ぶクルマ実装タスクフォース」にも参画した。

社長が率先し、「空×IT」の取り組みを行うGMOインターネットグループに今後も注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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