自動運転車も、大谷選手のように「二刀流」にすべき?手動運転は必要か

事故防止の観点から、二刀流は将来禁止に?



出典:Flickr / Jeffrey Hayes (CC BY 2.0) https://www.flickr.com/photos/[email protected]/51004262543/

「二刀流」と言えば、大リーグで大活躍している大谷翔平選手のことを真っ先に思い浮かべる人が多いはず。投打での活躍により、ア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた。二刀流という言葉は年末恒例の新語・流行語大賞にも選ばれた。

そんな二刀流というワードが近い将来、自動車業界でも使われるようになるかもしれない。何と何の二刀流かって?「手動運転」と「自動運転」の二刀流だ。







■二刀流は確かに利便性は高いが……

いま自動車業界やIT業界では、競うように自動車の自動運転化のための技術開発が進められている。すでに実証実験では、特定エリアで完全自動運転が可能な「自動運転レベル4」の機能を搭載するケースも増えてきた。

完全自動運転が可能になると、人間が全く運転に関与する必要がなくなる。そのため、ハンドルやブレーキ・アクセルなどのペダル類がなくても自動車は走行できるようになる。

しかし、将来的に全ての自動車からハンドルやペダル類が無くなるかはわからない。なぜなら、自動運転でも手動運転でも走行できる車両の方が利便性が高いと判断されるケースも出てくると予想されるからだ。

■事故のリスクを考えれば、二刀流は危ない

では最終的に、自動運転と手動運転の二刀流が可能な車両が主流になっていくのか。

現時点では確定的なことは言えないが、自動運転化の目的の1つとして、ヒューマンエラーによる事故を無くすことが掲げられていることを考慮すれば、二刀流は禁止される流れになっていく可能性が高い。手動運転をすることで事故のリスクが高まるからだ。

特定エリアでしか完全自動運転ができない車両の場合は、二刀流の利便性は高い。二刀流でなければ、特定エリア外は走行できないからだ。しかしどんな場所でも完全自動運転が可能な自動車が登場して普及すれば、二刀流は法律で禁止されるかもしれない。

自動車と二刀流、あなたはどういう未来を想像するだろうか。

【参考】関連記事としては「自動運転の「目的」は?5つの導入メリット」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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