オープンソースの基本ソフト「Linux」をベースに車載ソフトウェアのオープンソース化を推進する「オートモーティブ・グレード・リナックス」(AGL)という業界団体がある。簡単に言えば、Linuxをコネクテッドカー(つながるクルマ)に活用しようというプロジェクトだ。
この業界団体に、ドイツの自動車メーカー大手のフォルクス・ワーゲン(VW)が加盟することが分かった。VWが2019年4月8日に発表した。VWはAGLだけではなく、Linuxの普及を促進するための非営利団体「The Linux Foundation」にも加盟する。
同社のオープンソーススペシャリストであるOliver Hartkopp氏は報道発表で「オープンソース アプローチは、車のライフサイクルに合ったソフトウェアの長期サポートを可能にするのに適した素晴らしいソフトウェアソリューションを提供します」と強調している。
AGLには現在、130社を超えるメンバー企業がおり、日本からはトヨタ自動車やデンソー、マツダ、ルネサスエレクトロニクスなども参加している。
【参考】関連記事としては「コネクテッドカー向けオープンソースプロジェクトの「AGL」、音声認識APIをリリース」も参照。