日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区/代表取締役社長:平岡昭良)は2019年2月1日までに、同社が法人向けに提供している通信型ドライブレコーダー「無事故プログラム DR」に、交通違反をリアルタイムで検知・通知できる機能を追加したと発表した。
フィーチャ株式会社(本社:東京都豊島区/代表取締役社長CEO:脇健一郎)のAI(人工知能)アルゴリズムを搭載したことでリアルタイムの画像解析ができるようになった形だ。
こうしたAIや画像認識技術は自動車業界にさまざまな革新をもたらす。自動運転でも両技術のさらなる向上が求められており、業界全体にとって注目の話題と言える。
発表された新機能では、走行中のカメラ映像から赤信号や速度標識、一時停止標識をリアルタイムで認識し、そうした情報を基に運転手の交通違反の疑いを自動判断。その運転手を雇用する企業などはその情報を映像とともにシステム側からメールで受け取ることができるという。
■自動運転時代には違反そのものがなくなる
ただ自動運転時代になれば、こうした違反の監視がそもそも必要とされなくなる。ソフトウェアが自動車を制御するからだ。
とはいえ手動運転と自動運転が混在する時代はしばらく続く。そんな中では、こうした今の車に関するイノベーションの貢献度はやはり大きい。そしてそうしたイノベーションは将来の自動運転に必要とされる技術の向上につながっていくため、非常に価値があることだ。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。