「完全なるMaaS」が石垣島で実現しやすいわけ 鍵は「統合」

シンガポールでWhimがサービス展開へ

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「完全なるMaaS」を実現するためには、さまざまな交通機関の統合が鍵となる。複数の交通機関を組み合わせた経路検索はもちろんのほか、どの交通機関の決済もできるようにしなければ、完全なるMaaSサービスであるとは言えないだろう。

こうした観点から言えば、狭いエリアで交通機関の数が少ない方がMaaSサービスは実現しやすいかもしれない。例えばシンガポール。国土は721.5平方キロメートルしかなく、東京23区とほぼ同じ規模だ。国内の交通機関も限られ、統合には持ってこいだ。

こうした特性も見越してか、フィンランド発祥の「Whim」も2019年内にはシンガポールでサービス提供を開始するようだ。バスや電車、レンタカー、レンタサイクルなどを定額料金で利用できるようにするらしい。

こうした視点で言えば、日本でも離島などでMaaSサービスはまず実現されるかもしれない。例えば観光客が多い石垣島(沖縄県)などはどうか。MaaSサービスを開発する企業は、もうこうした島に目をつけているかもしれない。

【参考】関連記事としては「MaaSアプリ「Whim」とは? 仕組みやサービス内容を紹介」も参照。

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