自動運転の実証実験、熊本県芦北町の道の駅が拠点に!

48日間と長期間、農作物を運ぶ実験も

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国土交通省はこのほど、熊本県芦北町にある道の駅「芦北でこぽん」を拠点にした自動運転車の実証実験の実施について発表した。実施期間は1月27日から3月15日までの48日間と長期間に及ぶ。

今回実証実験では、道路に埋め込まれた電磁誘導線を感知し走行する路面連携型自動運転車(ヤマハ発動機)2台が使用される。さまざまな場所に自動運転の専用区間を設けて走行性や周知方法を検証するほか、自動運転技術を活用したサービスの実現可能性も探る。

運行センターを開設して自動運転車両の監視と管理も常時行い、自動運転車には緊急時に運転操作を代行する乗務員を乗車させる。利用者はスマートフォンやタブレット、PCから前日までに予約を行うことで乗車ができる。

芦北町では高齢者の病院などへの送迎や日常的な移動手段、高齢農家の農作物輸送が課題となっている。実証実験では農作物などを運搬する牽引車も設け、こうした取り組みは有用か評価する。

出典:国土交通省プレスリリース
■SIPが全国13カ所の道の駅を対象に実施

道の駅での実証実験は内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「自動走行システム」の取り組みの一環として、芦北でこぽんを含む全国13カ所が実施対象となっている。

SIPでは2020年までに「道の駅」を拠点にした自動運転レベル2(部分運転自動化)相当の自動運転サービスの導入を目指している。

【参考】自動運転レベルの定義については「自動運転レベル0〜5まで、6段階の技術到達度をまとめて解説」も参照。

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