米グーグル系の自動運転開発企業ウェイモは2019年1月22日、自動車メーカーから購入する車両を改造して自動運転車に仕立て上げる「工場」を、米ミシガン州に建設すると発表した。工場と言っても車両を組み立てるわけではなく、同社が自社開発する自動運転ソフトやセンサーを組み込む作業がメインとなる。
改造する車両はウェイモが提携する欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と英ジャガー・ランドローバー(JLR)から調達し、改造によって自動運転レベル4(高度運転自動化)の車両を「生産」していく。こうした作業はカナダの自動車部品大手マグナ社と協力して行われていく見込み。
米メディアの報道などによれば、工場の敷地面積は約2万平米で、数年でエンジニアなどを百人規模で雇用する予定。投資額は15億円程度と報じられているが、公式な発表では明らかにされていない。
ウェイモは2018年12月に自動運転タクシーの商用サービスを一部ユーザーに向けて展開している。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。