米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)系の自動運転企業GMクルーズは2019年5月7日、新たに11億5000万ドル(約1260億円)の追加出資を受けることを発表した。GMクルーズの発表によれば、GMやソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)、ホンダなどから資金調達を行う。
増資によって企業価値は190億ドル(約2兆円)まで高まるとみられ、ユニコーン企業(時価総額が10億ドル以上の非上場企業)としては、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が創業したロケット企業スペースXと同規模になる。
GMクルーズは2013年10月に設立され、2016年3月にGMによって5億8100万ドル(約640億円)で買収された。2017年12月にはGMの子会社として自動運転タクシーサービスを展開する計画を発表し、自動運転関連企業としての存在感が益々高まっている。
同社は2018年にはソフトバンク・ビジョン・ファンドから22億5000万ドル(約2500億円)、ホンダから27億5000万ドル(約3000億円)の資金調達を行っており、今後の上場に関する情報も出てきている。
【参考】関連記事としては「自動運転部門でソフトバンク巨額利益か 出資先GMクルーズ上場も」も参照。