自動運転やEV(電気自動車)、コネクテッドカーの実用化に向け開発競争が激化する中、各社が技術やプロダクトのB2B(企業間取引)での売り込みに力を入れ始めている。こうしたことを背景に、2019年の上半期、転職市場において自動運転分野における営業職の求人が増えるようだ。
パーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サイトdodaが「転職市場予測2019上半期」として、14の業界・職種の転職に関する2019年1〜6月の動向予測と注目の職種を2019年1月8日までに発表した。
自動運転にまつわる求人では、専門的な知識や経験を有する営業職の求人が勢いを増すとしている。元エンジニア経験者なども重宝されそうだ。
また最近の傾向として、自動運転関連の求人はハードを扱うモノづくり系企業よりも、IoTやソフトウェアに関わる企業で増えているという。センサーや通信、セキュリティ分野においても自動運転関連求人が増えていくようだ。
実際にdodaの求人情報を見ると、例えば日本電気株式会社では「自動運転の実現に向けた課題解決営業」として、映像認識や車車間通信における同社独自の最先端技術を顧客に提案できる営業人材を募集するなどしている。
【参考】関連記事としては「自動運転エンジニア人材の求人増 2018年下半期の転職市場 AIやセンサー含む研究部門で活発化」も参照。