AirX社、ヘリで13万円観光ツアー ”空飛ぶタクシー”市場を創出へ

KNT-CTホールディングスと業務提携

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出典:AirX社プレスリリース

株式会社AirX(本社:東京都渋谷区/代表取締役:手塚究)は2019年1月25日までに、KNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区/社長:丸山隆司)とAirMobility市場の構築を目指し、業務提携することで合意したと発表した。

提携の第1弾として、KNT-CTホールディングスのグループ会社であるクラブツーリズム株式会社(本社:東京都新宿区/社長:小山佳延)が、エアーエックスのヘリコプターを利用したツアーの販売を開始する。

「AirMobility」とは人が手軽に乗って移動できる航空機のことで、「空飛ぶクルマ」もこの一種だ。今回のツアー企画は、近いうちに訪れるであろう「空飛ぶクルマ」社会を見越して、まずは空の観光ビジネスに早めに着手しておこうという狙いだろう。

今回企画されたツアーは大阪発着の「ラグジュアリー東京・横浜3日間」で、2日目の午後、ヘリコプターで「東京遊覧」を楽しむというもの。これにより短い時間で東京都内一帯を空から体感でき、東京湾の眺めを楽しむツアーである。出発日は2019年4月11日、14日、18日、24日、5月12日、15日、23日。旅行代金は1人13万円。

官民で取り組む「空飛ぶクルマ」の実現

経済産業省が2018年12月にまとめた「“空飛ぶクルマ”の実現に向けたロードマップ」によると、事業者による利活用の目標として、2019年から試験飛行や実証実験などを行い、2020年代半ば、特に2023年を目標に事業をスタートさせ、2030年代から実用化をさらに拡大させていくという。

民間側でも「空飛ぶクルマ」の開発を目標とする有志団体「CARTIVATOR」が、トヨタ自動車、パナソニック、NEC、そして富士通などからスポンサー支援を受け、空飛ぶクルマ「スカイドライブ」の開発を進めている。この団体は、東京オリンピックの聖火に「空飛ぶクルマ」での点火を目標とし、2023年までに国内での販売を目指しているという。

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