米マイクロソフト社は2018年10月8日、東南アジア8か国235都市で配車サービスを手がけるグラブ社(本社:シンガポール)に戦略的出資を行うと発表した。
ビッグデータやAI(人工知能)などの領域でコラボレーションする。その第一歩として、グラブはマイクロソフトの「アジュール」(Azure)をクラウドプラットフォームとして採用する。
このクラウドプラットフォームを採用することによって、AI内蔵モバイル顔認証メカニズムを利用できるようになる。リアルタイム翻訳の提供やデータ分析などの性能も向上する。
グラブには日本のトヨタ自動車やソフトバンクも注目している。ソフトバンクは創成期の2014年に2億5000万ドル(約280億円)を出資するなどし、現在までに筆頭株主となっている。2018年6月にはトヨタも10億ドル(約1100億円)の出資を発表している。
【参考】関連ニュースとしては「トヨタ、ライドシェア大手グラブに1100億円出資 東南アジアで圧倒的シェア|自動運転ラボ」も参照。