KDDI株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:髙橋誠)は2018年10月10日、こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の運営会社の株式の過半数を取得し、買収・子会社化したことを明らかにした。今後、次世代通信方式「5G」や全てのモノがインターネットにつながる「IoT」などの先端技術も学習できる体験などを打ち出す。こうした技術を活用した自動運転などに関するプログラムの提供も期待される。
買収したのはKCJ GROUP株式会社(本店:東京都千代田区/代表取締役社長兼CEO:住谷栄之資)。同社は2004年9月に設立し、2006年に「キッザニア東京」、2009年に「キッザニア甲子園」(兵庫県)を開業しており、今後、親会社KDDIとの包括的パートナーシップの中で2020年には「キッザニア名古屋」を開業する。
報道発表では「エデュテインメント(楽しみながら学ぶこと)」をさらに進化させていくことを強調。KCJ GROUPの住谷社長は「次世代を担うこども達の国際社会に貢献できる人材育成を目指す」とし、KDDIの髙橋社長は「キッザニアにおける体験とKDDIが有する先端技術を組み合わせる」と意気込みを述べている。
両社は今後、キッザニアプログラムを地方にも展開して地域発展にも努めていくほか、自治体と協力して伝統産業体験など独自教育プログラムも開発していく方針だ。
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