NTTデータ系エヌジェーケー、1/10サイズの”自動運転車”発表 シミュレータも発表、LiDARやカメラ搭載

システム開発事業者などに提供

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NTTデータグループの株式会社エヌジェーケー(本社:東京都中央区/代表取締役社長:石川勝雅)が2018年9月11日、自動運転の開発と検証の効率化に貢献することを目的とし、自動運転車を模した「スケールモデル(1/10スケールカー)」と「自動運転シミュレータ」を自社開発したことを発表した。

1/10スケールカーのサイズは「18センチ×40センチ×62センチ」で、光技術を使って車両の周辺状況を検知するLiDAR(ライダー)や前後左右計4機の180度カメラなどのセンサーを搭載している。

出典:エヌジェーケー社プレスリリース

同社は「車の自動運転の開発には実車、センサー、試験走行設備などの環境整備が必要で、多額の投資を伴います」と指摘。スケールモデルと自動運転シミュレータを活用することで、検証環境の準備を容易にさせる。

同社は自動運転システム開発事業者やサービス事業者などを主なターゲットに提供を進めていく考えだ。

【参考】自動運転開発においては、実証実験やテスト走行、検証作業が非常に重要な役割を果たす。詳しくは「自動運転車に実証実験・テスト走行が必須な理由 実用化に向けて回避すべき危険・リスクは?|自動運転ラボ」も参照。

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