阪神高速道路、車両の軌跡や速度データを無料提供 「Zen Traffic Data」事業、自動運転開発にも有益

日本や海外の研究機関向けに

B!

阪神高速道路株式会社(本社:大阪市中央区/代表取締役社長:幸和範)は2018年9月3日までに、高速道路を走行する車の情報などを日本や海外の研究機関に無料で提供することを発表した。プロジェクト名は「Zen Traffic Data」。自動運転の研究開発にも役立ちそうだ。

研究機関に提供するのは約5時間の映像。人工知能(AI)を使って映像の画像の解析・処理を行い、画像センシングで実測した車両の軌跡や走行スピードなどの情報を得ることができるようだ。提供目的については「道路交通マネジメントに寄与する新たな要素技術・知見の創出」としている。

【参考】道路や交通に関する情報は自動運転に関する研究開発において重要な役割を持つ。関連ニュースとしては「静岡5市町とJIPDEC、道路関連情報をオープンデータ化へ 自動運転社会の到来後押しへ調査研究開始|自動運転ラボ」も参照。

B!
前の記事自動運転人材など育成へ「シンギュラリティ・ソサエティ」発足 中島聡氏や夏野剛氏が設立 AI台頭の時代に備え
次の記事【密着・最前線】ZMPと日の丸交通の自動運転タクシー実証実験、参加第1号モニターが語ったこと
関連記事