トヨタ系未来創生ファンド、第2号設立 目標規模は500億円 第1号ではティアフォーに出資

投資分野に「電動化」「新素材」追加

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自動車メーカー大手のトヨタ自動車(本社:愛知県豊田市/代表取締役社長:豊田章男)は2018年8月3日までに、同社が出資する未来創生ファンドの「第2号」が設立されたことを発表した。スパークス・グループ株式会社が設立した第2号ファンドは、第1号ファンドに引き続きトヨタ自動車と三井住友銀行が出資者として参画している。

未来創生2号ファンドは2018年8月からスパークスグループ主導での運営が開始され、当初は143億円規模でスタートする。2019年3月を目途に投資家からの追加出資を募り、総額500億円規模のファンドを目指す。

第1号ファンドは2015年11月、投資対象を「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」の3分野として設立された。第2号ファンドはこの3分野に新たに「電動化」「新素材」を加え、対象分野を手掛けるベンチャー企業などに出資をしていく。

未来創生ファンドはこれまで、自動運転ベンチャーの株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:武田一哉)に出資するなどしてきた。第2号ファンドでは投資先の裾野は広がるが、自動運転の開発企業に対してのより一層の出資も予想される。

【参考】ティアフォーと未来創生ファンドについては「自動運転ベンチャーのティアフォー、10億円規模をトヨタ参加ファンドから獲得|自動運転ラボ 」も参照。

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