SBドライブ、仏ナビヤ製自動運転バスの実証実験開始 兵庫の研究所敷地で

自動運転レベル3で1.7キロ往復

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自動運転EVバス「NAVYA ARMA」=出典:SBドライブ社プレスリリース

ソフトバンクグループでスマートモビリティサービス事業を展開するSBドライブ株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長兼CEO:佐治友基)は2018年5月20日から4日間の日程で、兵庫県にある国立研究開発法人理化学研究所播磨事業所敷地内において、自動運転EV(電気自動車)バスの実証実験を行うと発表した。

実証実験には同社のほか、兵庫県、神姫バス株式会社、株式会社ウエスト神姫が協力する。EVバスは仏Navya(ナビヤ)社製のハンドルや運転席がない「NAVYA ARMA(ナビヤアルマ)」を使用し、自動運転レベル3(条件付運転自動化)で走行する。

車や自転車、歩行者が混在する往復約1.7キロメートルのルートに5カ所の停留所を設け、理化学研究所の職員や来訪者などに敷地内の移動手段として利用してもらうことで、実用化に向けた検証をおこなう。

SBドライブ社はルート設定などの走行準備や自動運転EVバスの遠隔運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」の提供などをおこない、自動運転バス走行の安全性や運行管理手法、社会受容性などを確認し、将来的には実用化を目指すこととしている。

ナビヤアルマの試験利用は、2017年7月に同社協力のもと自動運転バス調査委員会が東京都港区のプリンス芝公園でおこなった実証試験を皮切りに、東京都千代田区の丸の内仲通り、北海道上士幌町などで試乗会や走行実験がおこなわれている。2018年4月には、三井住友海上火災保険などがが福島第一原子力発電所構内で実用化に向けたリスクアセスメントを実施した。

【参考】今回の実証実験の詳しい内容についてはSBドライブ社の「プレスリリース」を参照。福島第一原発での実証実験については「仏NAVYA社の自動運転EVバス、福島第一原発で実用化に向けリスク評価|自動運転ラボ」も参照。
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