自動運転ベンチャー企業の株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口亘)は、経済産業省と中国工業信息化部が2018年10月12日に共催した「第1回自動運転に関する日中官民合同セミナー」に参加した。
そしてセミナーにおいて、ZMPが開発した自動運転車両「RoboCar」のミニバンタイプに、中国工業信息化部のミャオ・シュー部長と同部の職員が試乗したという。中国工業信息化部部長は日本における経済産業大臣の職位に当たり、超有力ポストの要人が純和製の自動運転車を体験した形だ。
ミャオ・シュー部長らを乗せた車両は、セミナーの開催地であるグランドニッコー東京台場を出発し、約4キロを走行したのち帰還した。ZMPが取り組む自動運転タクシーの公道サービスや、自動運転技術に関する取り組みもミャオ・シュー部長らに説明された。
この自動運転に関する日中官民合同セミナーは、ミャオ・シュー氏と世耕弘成経済産業相の2018年5月28日の会談が発端となって開催された。自動運転技術に関する両国の連携を深めていくことに合意がなされた重要な会談だ。
今回のセミナーでは、日本自動車工業会(所在地:東京都港区/会長:豊田章男)の永塚誠一副会長と中国自動車工業会の董揚常務副会長によって、自動運転分野での日中連携に関する覚書も締結されている。
【参考】関連記事としては「日本自動車工業会、中国自動車工業協会との連携で覚書締結 国際規格統一見据え」も参照。