独フォルクスワーゲンと米インテル子会社のイスラエル企業モービルアイは2018年11月1日までに、自動運転車の配車サービスを2022年からイスラエルでスタートすると発表した。世界展開も模索する。
今回の協業においては、VWが電気自動車(EV)、モービルアイが自動運転に必要なセンサーやソフトウェアを提供する。配車サービス自体の運営は、イスラエルでVWグループの自動車を輸入販売するチャンピオンモーターズ社が担う。試験は2019年からスタートする。
自動運転車による移動サービスは米グーグル系のウェイモが先行し、米ゼネラル・モーターズ(GM)や独ダイムラーも2019年から試験サービスを予定するなど競争が激化している。
VWが組むモービルアイは画像認識用の半導体開発を手がける会社。自動運転分野におけるキーマンの1人と言われるヘブライ大学教授アムノン・シャシュア現会長らが中心となって1999年に設立され、インテルが2017年に153億ドル(約1兆7500億円)で買収している。
【参考】関連記事としては「中東が生んだ天才技術者…モービルアイ成功劇と自動運転 インテルなぜ買収?」も参照。