ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は2018年11月19日までに、今後5年間(2019〜2023年)の新たな投資計画を発表した。電気自動車(EV)や自動運転、新モビリティサービス、デジタル化に合計440億ユーロ(約5兆7000億円)を投じる内容だ。
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VWグループはこれまでにも5年間の投資計画を発表しており、その額は340億ユーロ(約4兆4000億円)だった。新たな計画ではこの額に約100億ユーロ(約1兆3000億円)を積み増した形だ。
ヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は報道発表で「イノベーションのペースを加速させる」と強調している。440億ユーロの投資計画の7割程度は電動化に投じる予定で、EV向けの電池の自社生産にも乗り出すようだ。
自動運転に関しては、VWグループは自動運転EVコンセプトカーをこれまでに4タイプ発表しており、2020年にも市場投入することを目指している。コネクテッドの分野では米マイクロソフトとクラウド事業で提携することが発表されるなどしている。
【参考】関連記事としては「VW(フォルクスワーゲン)の自動運転戦略とは? 開発の進捗やロードマップは?」も参照。