成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:志水雄一郎)が、2020年1〜8月を対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」を発表した。
今回のランキングで、総額98億円の資金調達を新たに実施した名古屋大学発スタートアップのティアフォーが、3位にランクインした。ちなみに累計の資金調達額は175億円に達している。
ティアフォーは自動運転OS「Autoware(オートウェア)」の開発に取り組み、すでに国内外で導入実績が多い。エンジニアの数を増やしてAutowareの開発を一層加速させ、Autoware採用の車両を2025年までに1万台にまで増やすことを目指している。
【参考】関連記事としては「「世界で戦う土俵ができた」…自動運転OS開発のティアフォー、SOMPOから追加出資で累計175億円の資金調達」も参照。
■SkyDriveが14位ランクイン
空飛ぶクルマを開発する株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区/代表取締役:福澤知浩)も14位にランクインしている。
同社は日本政策投資銀行など10社を引受先とする第三者割当増資により、シリーズBラウンドで39億円の資金調達を実施した。
空飛ぶクルマの2023年度に実用化と、すでに販売している「カーゴドローン」の山間部での運用と2022年以降の都市部での活用を目指していく。
【参考】関連記事としては「39億円の資金調達を発表!空飛ぶクルマ開発のSkyDrive、日本政策投資銀行などから」も参照。
■世界で戦うための地盤固め
自動運転業界や空飛ぶクルマ業界のスタートアップ企業が続々と資金調達を実施し、技術力をさらに高め、世界で戦うための地盤固めを進めている印象だ。両社の今後の技術力のさらなるアップに注目したい。
【参考】関連記事としては「自動運転ベンチャーに資金調達の大チャンス!トヨタが8億ドル規模「Woven Capital」発表」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)