ステランティス、2024年にレベル3自動運転車を展開へ

ヴァレオの新型LiDARを搭載

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欧州の自動車メーカーであるステランティス(旧FCA)は、2024年から「自動運転レベル3」(条件付運転自動化)機能を搭載した車両を多数展開するようだ。

自動車部品大手である仏Valeo(ヴァレオ)の発表によると、ステランティスが2024年から展開予定の複数の自動運転車モデルにヴァレオのLiDARが採用され、これらの車両はレベル3の認定を受ける予定だという。

ちなみにレベル3の機能を有する自動運転車といえばホンダの新型レジェンドが挙げられ、独ダイムラーの高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」もレベル3の有料オプションの注文受け付けについて発表している。

ステランティスもこうした流れに乗り、レベル3の展開に乗り出す格好だ。

【参考】関連記事としては「自動運転レベル3とは?」も参照。

■SCALA 3、解像度は従来の50倍

ステランティスのレベル3自動運転車に搭載されるのは、ヴァレオの第3世代LiDAR「SCALA 3」だ。SCALA 3の搭載により自動運転レベル3の走行が可能となり、一定の条件下においてドライバーはハンドルから手を放すことができるようになるという。

ドライバーはハンドルから手を離した状態で、道路から視線をはずすこともできるようになり、ステランティスの担当者は「ドライバーは移動中の時間を活用できるようになります」と強調している。

SCALA 3の特徴は、人間の目やカメラ、レーダーでは検知しにくい150メートル以上先の物体も識別可能なことなどだ。SCALA 3は第2世代LiDARの約50倍の解像度を有し、道路に落ちている小さな物体も正確に認識できるという。

出典:Valeoプレスリリース
■レベル3がさらに世界で普及へ

ステランティスは、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループの傘下であった計14のブランドを保有しており、その中には伊フィアットや米クライスラー、仏プジョーなど各国の有名ブランドが名を連ねる。ヴァレオは自動車規格のスキャンニングLiDARを初めて量産したメーカーだ。

ステランティスとヴァレオの取り組みにより、さらに自動運転レベル3が世界で普及していくことになりそうだ。

【参考】関連記事としては「自動運転、2社目の「レベル3提供」はメルセデスベンツ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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