日産&三菱自の「軽EV」、自動運転支援機能を搭載

注目のマッシュアップ、最新モデルとして展開

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出典:日産プレスリリース

日産自動車と三菱自動車はこのほど、両社の合弁会社であるNMKVとともに、「新型軽EV」(電気自動車)の発表会を開催した。この新型軽EVは、先進の自動運転支援機能やコネクティッド技術が搭載されることでも注目だ。

■日産サクラは「プロパイロット」搭載

日産モデルは「日産サクラ」、三菱自動車モデルは「eKクロスEV」として販売される。先進運転支援機能として、日産サクラには「プロパイロット」、eKクロスEVには「マイパイロット」が導入されるとのことだ。

日産サクラを例に説明すると、走行中の衝突回避につなげる「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や、注意力の低下を察知して休憩を提案する「インテリジェントDA(ふらつき警報)」などが搭載されている。

コネクテッド機能としては「NissanConnect」が搭載されており、スマホアプリで検索した行き先をカーナビに送信したり、車載通信機を介してカーナビの地図が自動更新されたりする。車内で高速Wi-Fiが利用できる点も特徴とされている。

報道発表では「日常使いに十分な航続距離とお求めやすい価格設定を両立」と強調された上で、「EVならではの滑らかで力強い走りと、圧倒的な静粛性と良好な乗り心地、先進の自動運転支援機能やコネクティッド技術による高い安全性と快適性を実現しています」と説明されている。

■3つのマッシュアップに注目

ちなみに今回発表された新型軽EVは、メーカー希望小売価格が約240万〜300万円(税込)となっているが、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金を活用した場合の実質購入価格は、約178万〜184万円ほどだという。1回の充電での航続距離は最大で180キロ。

なお、NMKVは日産と三菱自動車の共同出資による合弁会社で、軽自動車の企画やプロジェクトマネジメントを手掛けている。今回披露された新型軽EVはNMKVが企画・マネジメントを行い、日産の先進技術と三菱自動車の軽自動車製造のノウハウも生かされた。

「軽自動車×EV×自動運転支援機能」の3つのマッシュアップ(組み合わせ)が特徴の「日産サクラ」と「eKクロスEV」。両メーカーの最新モデルとして注目を集めていきそうだ。

【参考】関連記事としては「自動運転、日本政府の実現目標(2022年最新版)」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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