太陽光発電の設置費用はいくら?相場・補助金・0円ソーラーの注意点

内訳とシミュレーション、初期費用ゼロの仕組み



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太陽光発電の設置費用はいくら?相場・補助金・0円ソーラーの注意点

太陽光発電の設置費用は、住宅用で3〜5kWなら約80万〜133万円が目安だ。屋根の形や工事の内容で、金額は大きく変わる。

初期費用ゼロ(無料)をうたう0円ソーラーも増えた。ただ、初期費用がなくなるだけで、月々の支払いは続く。

本記事では、設置費用の相場と内訳、費用の試算方法、補助金をまとめた。0円ソーラーのからくりと、初期費用ゼロのデメリットも扱う。

自宅の費用を知るには、複数の事業者から見積もりを取るのが近道だ。東京ガスとAD-HOMEの特徴も、最後に紹介する。

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記事の目次

太陽光発電の設置費用の相場【3〜5kWで約80万〜133万円が目安】

住宅用の太陽光発電は、1kWあたりの単価に容量をかけて、おおよその費用を出す。

1kWあたりの単価

経済産業省のデータでは、住宅用の単価を1kWあたり約26.7万円としている。2012年ごろと比べると、10万円以上安くなった。

資料や年によって、数字は少しずつ違う。

  • 同解説に載る2024年の経産省データ:新築で1kWあたり28.6万円、後付けで32.6万円
  • 東京ガスの経産省資料:2025年は1kWあたり約29.0万円

単価は、設置の時期や条件で幅がある。見積もりでは、1kWあたりの金額と総額の両方を確かめたい。

容量別の費用の目安

次の表は、単価に容量をかけた単純計算だ。実際の見積額とは異なる。

容量1kWあたり26.7万円で計算1kWあたり29.0万円で計算
3kW約80万円約87万円
4kW約107万円約116万円
5kW約134万円約145万円
6kW約160万円約174万円

蓄電池は含まない。蓄電池を同時に付けると、別途90万〜150万円程度かかるとされる。

自宅に合う容量と金額は、屋根の面積や電気の使い方で決まる。まずは見積もりを取って、具体的な数字を確かめたい。

屋根の状態を見たうえで見積もりを出してくれる事業者に、相談する方法がある。AD-HOMEは、ドローンによる現地調査を行い、相談は無料のフォームから申し込める。

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太陽光発電の設置費用の内訳と、金額が変わる要因

見積もりの総額は、機器代、工事費、諸経費の3つで構成される。

設置費用の内訳

設置費用の内訳は次のとおりだ。

項目割合の目安主な内容
機器代約60%パネル、パワーコンディショナー、架台、モニターなど
工事費約25%設置工事、電気工事
諸経費約15%申請手続き、事業者の経費など

足場が必要な場合は、別に費用がかかり、1平方メートルあたり700〜1,000円とされている。

金額が変わる要因

同じ容量でも、次の条件で金額は変わる。

  • 屋根の形状と素材:設置の工法や、工事の手間が変わる
  • 新築か後付けか:2024年のデータでは、後付けのほうが1kWあたりの単価が高い
  • 足場の有無:屋根の高さや周辺の環境で決まる
  • 使うパネルとメーカー:単価がメーカーで異なる
  • 事業者の販売形態:直接施工か、販売施工店を通すかで価格が変わる

金額は条件で変わるため、1社の見積もりだけでは高いか安いか判断しにくい。同じ条件で複数社から見積もりを取り、内訳まで比べたい。

太陽光発電の設置費用シミュレーション

設置費用を決める前に、元が取れるまでの年数を試算しておきたい。計算の考え方は、次の式だ。

【回収年数の考え方】
設置費用 ÷ 年間のメリット = 回収にかかる年数
年間のメリットは、自家消費で減る電気代と、売電収入の合計。

試算の例

次の数字は、考え方を示すための仮の例だ。実際の発電量や電気代は、家庭ごとに違う。

  • 設置費用:4kWで約116万円(1kWあたり29.0万円で計算)
  • 年間のメリット:仮に10万円とする
  • 回収年数:116万円 ÷ 10万円 = 約11.6年

太陽光発電は10〜15年で元が取れるとしている。ただし、電気料金の動向や設置条件で変わる。

東京ガスには、電気代の試算例が載っている。導入前は月12,541円、導入後は月1,760円で、約10,000円の削減とされる。これは一定の前提にもとづく試算で、使用状況により異なる。

シミュレーションで確かめたい項目

試算を事業者に頼むときは、次の4点を確かめたい。

  • 屋根の向きと面積から出した、年間の発電量
  • 現在の電気の使用量と、自家消費に回せる割合
  • 売電の単価と、期間
  • パワーコンディショナーの交換費用など、将来の出費

試算の前提条件が示されているかどうかが、見るべき点だ。前提が書かれていない数字は、そのまま信じない。

自分の家の条件で試算してもらうなら、事業者の無料相談を使う方法がある。

東京ガスは、無料相談の申込後に訪問して見積もりを出し、他社の見積もりを診断する案内もしている。

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太陽光発電の設置費用を下げる補助金

設置費用を下げる手段として、補助金がある。国と自治体で、制度が分かれる。

国と自治体の補助金の例

国の制度には、みらいエコ住宅2026事業がある。対象の世帯や工事の条件が決まっている。

自治体の補助金は、地域によって金額や条件が違う。東京都のほか、荒川区、葛飾区、江東区、新宿区、杉並区、港区などの制度が挙がっている。先着順の受付も多い。

東京都の初期費用ゼロ向け補助金(2026年度)

東京都の発表では、初期費用ゼロで太陽光や蓄電池を導入するサービスの利用者向けに、2026年度の補助が設けられた。

補助金は事業者に交付され、事業者は全額をサービス料金の引き下げなどで利用者に還元する。

対象補助額
太陽光(既存住宅・3kW以下)1kWあたり18万円
太陽光(既存住宅・3kW超)1kWあたり12万円(3kW超3.75kWまでは一律45万円)
太陽光(新築・3kW以下)1kWあたり15万円
太陽光(新築・3kW超)1kWあたり10万円(3kW超3.6kWまでは一律36万円)
蓄電池1kWhあたり10万円、上限120万円

この表は、初期費用ゼロのサービス向けの補助額だ。購入する場合の制度とは別で、金額や条件が違う。受付の時期や予算は、東京都やクール・ネット東京の公式ページで確かめたい。

補助金を使うときの注意点

  • 契約前の申請が必要な制度が多い:契約や着工が先だと、対象外になるおそれがある
  • 予算に達すると終了する:受付期間内でも締め切られる
  • 対象の機器と事業者が決まっている:制度に対応した事業者か、事前に確かめる
  • 支給までに時間がかかる:工事の完了後に申請し、支給は数か月後になる例がある

補助金は、申請の手間も大きい。申請のサポートがある事業者を選ぶと、負担を減らせる。

東京ガスは、補助金の申請を代行・サポートすると案内している。東京都で補助金を受け取れる可能性があるとして、3つのケースを挙げる。

条件と予算枠があり、支給されない場合もある。

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0円ソーラーのからくり

0円ソーラーは、事業者が初期費用を負担して設備を設置し、月々の支払いで回収する仕組みだ。

「設置費用無料」は、費用が消えるのではなく、支払いの形が変わっているだけだ。

事業者が費用を回収する仕組み

事業者は発電した電力の販売などで収益を得る。多くは、約10年後に設備を利用者へ無償で譲渡する。

神奈川県の解説でも、契約期間は概ね10年で、満了後は設備を無償で譲渡するとされる。期間中の維持管理は、事業者が担う。

屋根貸し・PPA・リースの違い

モデル仕組み電気と売電の扱い注意点
屋根貸し屋根を事業者に貸し、使用料を受け取る売電収入の一部を使用料として受け取る使用料はFIT価格の下落で下がり、現在は主流ではない
PPA(電力販売)事業者が設備を持ち、利用者が事業者から電気を買う発電した電気は事業者のもの。売電収入はない蓄電池との併用が多くの場合できない
リース利用者が月々のリース料を払って設備を使う発電した電気は利用者のもの。売電も可能築年数などの条件を設ける事業者が多い

なお、売電できないリースのプランもあるとされる。これは、契約前に、売電の扱いを必ず確かめたい。

太陽光の初期費用ゼロのデメリット

初期費用ゼロには、次のようなデメリットがある。

初期費用ゼロの主なデメリット

  • 月々の支払いが続く:電気料金、リース料、サービス料金のいずれかを払い続ける
  • 途中解約が難しい:契約期間中の変更や解約ができない契約が多い。利用者側の理由で費用が発生することもある
  • 利用の条件が厳しい:年齢や築年数の制限がある事業者が多い
  • 売電収入が得られないモデルがある:PPAが該当する
  • 停電時に使える電気が限られる:使えるのは主に日中で、一般に1,500W程度まで。夜間の停電対策には蓄電池が別途必要になる

補助事業や共同購入を使った購入のほうが、有利になる場合もある。初期費用ゼロが得かどうかは、総額で比べて決めたい。

設置費用が「無料」と言われたときの確認点

「設置費用無料」「実質0円」と言われたら、次の点を確かめたい。

  • 月額の料金と、契約期間の総額
  • 設備の所有者は、契約中に誰か
  • 途中解約したときの費用と、撤去の扱い
  • 契約満了後に、設備がどうなるか
  • 売電収入や補助金は、誰のものになるか

訪問や電話の営業で「無料」を強調された場合の対処法は、別の記事にまとめた。蓄電池の無料設置の仕組みも扱っている。

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購入・ローン・初期費用ゼロの比較

導入の方法は、一括購入、ローン、初期費用ゼロ(リースなど)の3つに分かれる。

項目一括購入ローン初期費用ゼロ
初期費用必要頭金のみ、または不要不要
月々の支払いなしあり(金利を含む)あり
設備の所有者自分自分契約期間中は事業者
売電収入自分のもの自分のものモデルで異なる
途中の解約・撤去自由ローンの返済は残る難しい、または費用がかかる
補助金自分で申請(制度で異なる)自分で申請(制度で異なる)事業者を通じて還元される制度がある

総額と自由度を重視するなら購入、初期費用を抑えたいなら初期費用ゼロという整理になる。

ただし、条件は事業者で異なる。必ず契約書で確かめたい。

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東京ガスの太陽光発電・蓄電池の特徴

東京ガス 太陽光発電

東京ガスは、太陽光発電と蓄電池の導入サービスを案内している。

サービス概要と導入実績

支払い方法は、一括購入プランとローン支払いプランがある。導入実績は18,000件で、2026年4月時点の太陽光・蓄電池のソリューション全体の数字だ。

地域や条件によっては、東京ガス提携の販売施工店が、直接契約と施工を行う。その場合、保証などは販売施工店の規定が適用される。

補助金のサポート

東京都の補助金について、最大278万円を受け取れる可能性があると案内している。

ケース設備補助金の例
1太陽光3.92kW・蓄電池7.4kWh131万円
2太陽光5.22kW・蓄電池14.9kWh221.6万円
3太陽光8.7kW・蓄電池16.4kWh278.4万円

補助金には受給の条件と予算枠があり、支給されない場合や、上限の金額にならない場合もある。申請は代行・サポートされる。支給は、設置工事の完了後に申請してから、およそ半年後だ。市区町村の補助金との併用は、無料相談で確かめる。

申込から設置までの流れ

無料相談を申し込む

専用フォームから申し込む。当日から3営業日以内に、担当者から電話がある。

訪問して相談・見積もりを受ける

担当者が自宅を訪問し、見積もりと提案を行う。他社の見積もりの診断も案内されている。

申込と現地調査

見積もりに納得したら、契約申込書を出す。そのあと、屋根や外壁の状態、周辺建物の影、設置スペースを調べる。

契約と設置工事

設置が可能なら契約し、工事に進む。工事は3日間とされている。

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補助金の申請サポートを受けながら、見積もりを比べたい人は、無料相談から始められる。

AD-HOMEの太陽光・蓄電池の特徴

AD-HOME

AD-HOMEは、太陽光発電パネルと家庭用蓄電池の導入・施工を手がけている。

サービス概要

運営は株式会社AD-HOME(東京都世田谷区、2023年設立)だ。メーカーからの直接仕入れと自社施工を特徴に挙げ、8つのメーカーを扱う。

現地調査では、ドローンの空撮を使う。対応エリアは全国だ。

補助金申請のサポートと保証

補助金の申請は、「面倒な手続きもお任せください」と案内している。

保証は、各メーカーの保証に加え、独自の保証制度を設けている。

申込の流れ

申込は、無料相談のフォームから行う。

フォームには、現在の電気・ガスの料金、既存の太陽光の有無、現状、連絡先を入力する。営業時間は10:00〜19:00で、不定休だ。

現地調査にも対応しており、見積もりの出し方や、契約までの順序は、申込時に確かめたい。

補助金の申請も含めて相談したい人は、無料のフォームから申し込める。

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太陽光発電の設置費用を見積もる前のチェックリスト

見積もりを取る前と、取ったあとに、次の項目を確かめたい。

  • 屋根の向き、面積、築年数を把握しているか
  • 1kWあたりの単価と、総額の両方が示されているか
  • 機器代、工事費、諸経費の内訳が分かれているか
  • 足場代が含まれているか
  • 補助金の対象か、申請をどこまで任せられるか
  • 保証の内容と期間、パワーコンディショナーの交換費用
  • 初期費用ゼロの場合、月額、契約期間、解約時の費用
  • 試算の前提条件が示されているか

複数社から、同じ条件で見積もりを取ると、金額の違いがはっきり見える。1社だけで契約を決めないことが、費用を抑える近道だ。

太陽光発電の設置費用に関するよくある質問

太陽光発電の設置費用はいくらですか?

住宅用で3〜5kWなら、約80万〜133万円が目安だ。

1kWあたりの単価は、約26.7万円とされる。屋根の形状や足場の有無で金額は変わるため、見積もりで確かめたい。

太陽光発電の設置費用は無料になりますか?

初期費用がゼロになる仕組みはあるが、月々の支払いが続く。

費用が消えるのではなく、支払いの形が変わる仕組みだ。契約期間の総額を確かめたい。

設置費用の補助金はいくらもらえますか?

制度と地域で異なる。東京都の初期費用ゼロ向けの2026年度の補助は、既存住宅で3kW以下なら1kWあたり18万円だ。

購入する場合の制度とは別のため、公式ページで確かめたい。

0円ソーラーのからくりは何ですか?

事業者が初期費用を負担し、月々の支払いや電気の販売で回収する仕組みだ。

多くは約10年後に、設備が利用者へ無償で譲渡される。

太陽光の初期費用ゼロのデメリットは?

月々の支払いが続くこと、途中解約が難しいこと、利用の条件が厳しいことが挙がる。

PPAでは売電収入も得られない。購入のほうが有利になる場合もある。

設置費用のシミュレーションは何をもとにしますか?

設置費用を、自家消費で減る電気代と売電収入の合計で割って、回収年数を出す。

屋根の向きや電気の使用量などの前提条件を、事業者に確かめたい。

太陽光発電の設置費用は、見積もりで確かめて判断しよう

住宅用の太陽光発電の設置費用は、3〜5kWで約80万〜133万円が目安だ。屋根の形状や足場の有無で金額は変わる。

補助金は、設置費用を下げる有力な手段だ。契約前の申請が必要な制度が多く、予算に達すると終了するデメリット・注意点もある。

初期費用ゼロ・0円ソーラーのからくりは、初期費用がゼロになるだけで、月々の支払いが続く。途中解約が難しい点も含め、総額で比べて決めたい。

まずは、複数社から見積もりを取りたい。補助金の申請サポートを受けながら見積もりを比べたい人は、東京ガスの無料相談がある。

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