
太陽光発電の設置費用は、住宅用で3〜5kWなら約80万〜133万円が目安だ。屋根の形や工事の内容で、金額は大きく変わる。
初期費用ゼロ(無料)をうたう0円ソーラーも増えた。ただ、初期費用がなくなるだけで、月々の支払いは続く。
本記事では、設置費用の相場と内訳、費用の試算方法、補助金をまとめた。0円ソーラーのからくりと、初期費用ゼロのデメリットも扱う。
自宅の費用を知るには、複数の事業者から見積もりを取るのが近道だ。東京ガスとAD-HOMEの特徴も、最後に紹介する。
東京ガスは140年・18,000件の実績があり、太陽光発電と蓄電池の補助金を任せて依頼できる。無料の相談から受け付けており、契約は必須ではない。申し込みフォームは1分で入力が完了する。
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記事の目次
太陽光発電の設置費用の相場【3〜5kWで約80万〜133万円が目安】
住宅用の太陽光発電は、1kWあたりの単価に容量をかけて、おおよその費用を出す。
1kWあたりの単価
経済産業省のデータでは、住宅用の単価を1kWあたり約26.7万円としている。2012年ごろと比べると、10万円以上安くなった。
資料や年によって、数字は少しずつ違う。
- 同解説に載る2024年の経産省データ:新築で1kWあたり28.6万円、後付けで32.6万円
- 東京ガスの経産省資料:2025年は1kWあたり約29.0万円
単価は、設置の時期や条件で幅がある。見積もりでは、1kWあたりの金額と総額の両方を確かめたい。
容量別の費用の目安
次の表は、単価に容量をかけた単純計算だ。実際の見積額とは異なる。
| 容量 | 1kWあたり26.7万円で計算 | 1kWあたり29.0万円で計算 |
|---|---|---|
| 3kW | 約80万円 | 約87万円 |
| 4kW | 約107万円 | 約116万円 |
| 5kW | 約134万円 | 約145万円 |
| 6kW | 約160万円 | 約174万円 |
蓄電池は含まない。蓄電池を同時に付けると、別途90万〜150万円程度かかるとされる。
自宅に合う容量と金額は、屋根の面積や電気の使い方で決まる。まずは見積もりを取って、具体的な数字を確かめたい。
屋根の状態を見たうえで見積もりを出してくれる事業者に、相談する方法がある。AD-HOMEは、ドローンによる現地調査を行い、相談は無料のフォームから申し込める。
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太陽光発電の設置費用の内訳と、金額が変わる要因
見積もりの総額は、機器代、工事費、諸経費の3つで構成される。
設置費用の内訳
設置費用の内訳は次のとおりだ。
| 項目 | 割合の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 機器代 | 約60% | パネル、パワーコンディショナー、架台、モニターなど |
| 工事費 | 約25% | 設置工事、電気工事 |
| 諸経費 | 約15% | 申請手続き、事業者の経費など |
足場が必要な場合は、別に費用がかかり、1平方メートルあたり700〜1,000円とされている。
金額が変わる要因
同じ容量でも、次の条件で金額は変わる。
- 屋根の形状と素材:設置の工法や、工事の手間が変わる
- 新築か後付けか:2024年のデータでは、後付けのほうが1kWあたりの単価が高い
- 足場の有無:屋根の高さや周辺の環境で決まる
- 使うパネルとメーカー:単価がメーカーで異なる
- 事業者の販売形態:直接施工か、販売施工店を通すかで価格が変わる
金額は条件で変わるため、1社の見積もりだけでは高いか安いか判断しにくい。同じ条件で複数社から見積もりを取り、内訳まで比べたい。
太陽光発電の設置費用シミュレーション
設置費用を決める前に、元が取れるまでの年数を試算しておきたい。計算の考え方は、次の式だ。
設置費用 ÷ 年間のメリット = 回収にかかる年数
年間のメリットは、自家消費で減る電気代と、売電収入の合計。
試算の例
次の数字は、考え方を示すための仮の例だ。実際の発電量や電気代は、家庭ごとに違う。
- 設置費用:4kWで約116万円(1kWあたり29.0万円で計算)
- 年間のメリット:仮に10万円とする
- 回収年数:116万円 ÷ 10万円 = 約11.6年
太陽光発電は10〜15年で元が取れるとしている。ただし、電気料金の動向や設置条件で変わる。
東京ガスには、電気代の試算例が載っている。導入前は月12,541円、導入後は月1,760円で、約10,000円の削減とされる。これは一定の前提にもとづく試算で、使用状況により異なる。
シミュレーションで確かめたい項目
試算を事業者に頼むときは、次の4点を確かめたい。
- 屋根の向きと面積から出した、年間の発電量
- 現在の電気の使用量と、自家消費に回せる割合
- 売電の単価と、期間
- パワーコンディショナーの交換費用など、将来の出費
試算の前提条件が示されているかどうかが、見るべき点だ。前提が書かれていない数字は、そのまま信じない。
自分の家の条件で試算してもらうなら、事業者の無料相談を使う方法がある。
東京ガスは、無料相談の申込後に訪問して見積もりを出し、他社の見積もりを診断する案内もしている。
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太陽光発電の設置費用を下げる補助金
設置費用を下げる手段として、補助金がある。国と自治体で、制度が分かれる。
国と自治体の補助金の例
国の制度には、みらいエコ住宅2026事業がある。対象の世帯や工事の条件が決まっている。
自治体の補助金は、地域によって金額や条件が違う。東京都のほか、荒川区、葛飾区、江東区、新宿区、杉並区、港区などの制度が挙がっている。先着順の受付も多い。
東京都の初期費用ゼロ向け補助金(2026年度)
東京都の発表では、初期費用ゼロで太陽光や蓄電池を導入するサービスの利用者向けに、2026年度の補助が設けられた。
補助金は事業者に交付され、事業者は全額をサービス料金の引き下げなどで利用者に還元する。
| 対象 | 補助額 |
|---|---|
| 太陽光(既存住宅・3kW以下) | 1kWあたり18万円 |
| 太陽光(既存住宅・3kW超) | 1kWあたり12万円(3kW超3.75kWまでは一律45万円) |
| 太陽光(新築・3kW以下) | 1kWあたり15万円 |
| 太陽光(新築・3kW超) | 1kWあたり10万円(3kW超3.6kWまでは一律36万円) |
| 蓄電池 | 1kWhあたり10万円、上限120万円 |
この表は、初期費用ゼロのサービス向けの補助額だ。購入する場合の制度とは別で、金額や条件が違う。受付の時期や予算は、東京都やクール・ネット東京の公式ページで確かめたい。
補助金を使うときの注意点
- 契約前の申請が必要な制度が多い:契約や着工が先だと、対象外になるおそれがある
- 予算に達すると終了する:受付期間内でも締め切られる
- 対象の機器と事業者が決まっている:制度に対応した事業者か、事前に確かめる
- 支給までに時間がかかる:工事の完了後に申請し、支給は数か月後になる例がある
補助金は、申請の手間も大きい。申請のサポートがある事業者を選ぶと、負担を減らせる。
東京ガスは、補助金の申請を代行・サポートすると案内している。東京都で補助金を受け取れる可能性があるとして、3つのケースを挙げる。
条件と予算枠があり、支給されない場合もある。
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0円ソーラーのからくり
0円ソーラーは、事業者が初期費用を負担して設備を設置し、月々の支払いで回収する仕組みだ。
「設置費用無料」は、費用が消えるのではなく、支払いの形が変わっているだけだ。
事業者が費用を回収する仕組み
事業者は発電した電力の販売などで収益を得る。多くは、約10年後に設備を利用者へ無償で譲渡する。
神奈川県の解説でも、契約期間は概ね10年で、満了後は設備を無償で譲渡するとされる。期間中の維持管理は、事業者が担う。
屋根貸し・PPA・リースの違い
| モデル | 仕組み | 電気と売電の扱い | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 屋根貸し | 屋根を事業者に貸し、使用料を受け取る | 売電収入の一部を使用料として受け取る | 使用料はFIT価格の下落で下がり、現在は主流ではない |
| PPA(電力販売) | 事業者が設備を持ち、利用者が事業者から電気を買う | 発電した電気は事業者のもの。売電収入はない | 蓄電池との併用が多くの場合できない |
| リース | 利用者が月々のリース料を払って設備を使う | 発電した電気は利用者のもの。売電も可能 | 築年数などの条件を設ける事業者が多い |
なお、売電できないリースのプランもあるとされる。これは、契約前に、売電の扱いを必ず確かめたい。
太陽光の初期費用ゼロのデメリット
初期費用ゼロには、次のようなデメリットがある。
初期費用ゼロの主なデメリット
- 月々の支払いが続く:電気料金、リース料、サービス料金のいずれかを払い続ける
- 途中解約が難しい:契約期間中の変更や解約ができない契約が多い。利用者側の理由で費用が発生することもある
- 利用の条件が厳しい:年齢や築年数の制限がある事業者が多い
- 売電収入が得られないモデルがある:PPAが該当する
- 停電時に使える電気が限られる:使えるのは主に日中で、一般に1,500W程度まで。夜間の停電対策には蓄電池が別途必要になる
補助事業や共同購入を使った購入のほうが、有利になる場合もある。初期費用ゼロが得かどうかは、総額で比べて決めたい。
設置費用が「無料」と言われたときの確認点
「設置費用無料」「実質0円」と言われたら、次の点を確かめたい。
- 月額の料金と、契約期間の総額
- 設備の所有者は、契約中に誰か
- 途中解約したときの費用と、撤去の扱い
- 契約満了後に、設備がどうなるか
- 売電収入や補助金は、誰のものになるか
訪問や電話の営業で「無料」を強調された場合の対処法は、別の記事にまとめた。蓄電池の無料設置の仕組みも扱っている。
購入・ローン・初期費用ゼロの比較
導入の方法は、一括購入、ローン、初期費用ゼロ(リースなど)の3つに分かれる。
| 項目 | 一括購入 | ローン | 初期費用ゼロ |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 必要 | 頭金のみ、または不要 | 不要 |
| 月々の支払い | なし | あり(金利を含む) | あり |
| 設備の所有者 | 自分 | 自分 | 契約期間中は事業者 |
| 売電収入 | 自分のもの | 自分のもの | モデルで異なる |
| 途中の解約・撤去 | 自由 | ローンの返済は残る | 難しい、または費用がかかる |
| 補助金 | 自分で申請(制度で異なる) | 自分で申請(制度で異なる) | 事業者を通じて還元される制度がある |
総額と自由度を重視するなら購入、初期費用を抑えたいなら初期費用ゼロという整理になる。
ただし、条件は事業者で異なる。必ず契約書で確かめたい。
東京ガスの太陽光発電・蓄電池の特徴

東京ガスは、太陽光発電と蓄電池の導入サービスを案内している。
サービス概要と導入実績
支払い方法は、一括購入プランとローン支払いプランがある。導入実績は18,000件で、2026年4月時点の太陽光・蓄電池のソリューション全体の数字だ。
地域や条件によっては、東京ガス提携の販売施工店が、直接契約と施工を行う。その場合、保証などは販売施工店の規定が適用される。
補助金のサポート
東京都の補助金について、最大278万円を受け取れる可能性があると案内している。
| ケース | 設備 | 補助金の例 |
|---|---|---|
| 1 | 太陽光3.92kW・蓄電池7.4kWh | 131万円 |
| 2 | 太陽光5.22kW・蓄電池14.9kWh | 221.6万円 |
| 3 | 太陽光8.7kW・蓄電池16.4kWh | 278.4万円 |
補助金には受給の条件と予算枠があり、支給されない場合や、上限の金額にならない場合もある。申請は代行・サポートされる。支給は、設置工事の完了後に申請してから、およそ半年後だ。市区町村の補助金との併用は、無料相談で確かめる。
申込から設置までの流れ
無料相談を申し込む
専用フォームから申し込む。当日から3営業日以内に、担当者から電話がある。
訪問して相談・見積もりを受ける
担当者が自宅を訪問し、見積もりと提案を行う。他社の見積もりの診断も案内されている。
申込と現地調査
見積もりに納得したら、契約申込書を出す。そのあと、屋根や外壁の状態、周辺建物の影、設置スペースを調べる。
契約と設置工事
設置が可能なら契約し、工事に進む。工事は3日間とされている。
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補助金の申請サポートを受けながら、見積もりを比べたい人は、無料相談から始められる。
AD-HOMEの太陽光・蓄電池の特徴

AD-HOMEは、太陽光発電パネルと家庭用蓄電池の導入・施工を手がけている。
サービス概要
運営は株式会社AD-HOME(東京都世田谷区、2023年設立)だ。メーカーからの直接仕入れと自社施工を特徴に挙げ、8つのメーカーを扱う。
現地調査では、ドローンの空撮を使う。対応エリアは全国だ。
補助金申請のサポートと保証
補助金の申請は、「面倒な手続きもお任せください」と案内している。
保証は、各メーカーの保証に加え、独自の保証制度を設けている。
申込の流れ
申込は、無料相談のフォームから行う。
フォームには、現在の電気・ガスの料金、既存の太陽光の有無、現状、連絡先を入力する。営業時間は10:00〜19:00で、不定休だ。
現地調査にも対応しており、見積もりの出し方や、契約までの順序は、申込時に確かめたい。
補助金の申請も含めて相談したい人は、無料のフォームから申し込める。
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太陽光発電の設置費用を見積もる前のチェックリスト
見積もりを取る前と、取ったあとに、次の項目を確かめたい。
- 屋根の向き、面積、築年数を把握しているか
- 1kWあたりの単価と、総額の両方が示されているか
- 機器代、工事費、諸経費の内訳が分かれているか
- 足場代が含まれているか
- 補助金の対象か、申請をどこまで任せられるか
- 保証の内容と期間、パワーコンディショナーの交換費用
- 初期費用ゼロの場合、月額、契約期間、解約時の費用
- 試算の前提条件が示されているか
複数社から、同じ条件で見積もりを取ると、金額の違いがはっきり見える。1社だけで契約を決めないことが、費用を抑える近道だ。
太陽光発電の設置費用に関するよくある質問
太陽光発電の設置費用はいくらですか?
住宅用で3〜5kWなら、約80万〜133万円が目安だ。
1kWあたりの単価は、約26.7万円とされる。屋根の形状や足場の有無で金額は変わるため、見積もりで確かめたい。
太陽光発電の設置費用は無料になりますか?
初期費用がゼロになる仕組みはあるが、月々の支払いが続く。
費用が消えるのではなく、支払いの形が変わる仕組みだ。契約期間の総額を確かめたい。
設置費用の補助金はいくらもらえますか?
制度と地域で異なる。東京都の初期費用ゼロ向けの2026年度の補助は、既存住宅で3kW以下なら1kWあたり18万円だ。
購入する場合の制度とは別のため、公式ページで確かめたい。
0円ソーラーのからくりは何ですか?
事業者が初期費用を負担し、月々の支払いや電気の販売で回収する仕組みだ。
多くは約10年後に、設備が利用者へ無償で譲渡される。
太陽光の初期費用ゼロのデメリットは?
月々の支払いが続くこと、途中解約が難しいこと、利用の条件が厳しいことが挙がる。
PPAでは売電収入も得られない。購入のほうが有利になる場合もある。
設置費用のシミュレーションは何をもとにしますか?
設置費用を、自家消費で減る電気代と売電収入の合計で割って、回収年数を出す。
屋根の向きや電気の使用量などの前提条件を、事業者に確かめたい。
太陽光発電の設置費用は、見積もりで確かめて判断しよう
住宅用の太陽光発電の設置費用は、3〜5kWで約80万〜133万円が目安だ。屋根の形状や足場の有無で金額は変わる。
補助金は、設置費用を下げる有力な手段だ。契約前の申請が必要な制度が多く、予算に達すると終了するデメリット・注意点もある。
初期費用ゼロ・0円ソーラーのからくりは、初期費用がゼロになるだけで、月々の支払いが続く。途中解約が難しい点も含め、総額で比べて決めたい。
まずは、複数社から見積もりを取りたい。補助金の申請サポートを受けながら見積もりを比べたい人は、東京ガスの無料相談がある。
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