「空飛ぶクルマ」の性能を飛躍的に向上させることが可能なプロペラが新たに開発されたようだ。開発したのは、エンジン式の空飛ぶクルマの開発を目指している「P.P.K.P.パーソナルプレーン開発プロジェクト」(本部:兵庫県神戸市/代表:森本高広)だ。
発表によれば、新しく開発したプロペラは垂直離陸機(VTOL機)向けに開発されたもの。世界初の機構を採用しており、「プロペラの外周側と内周側のピッチを独立して制御できる」(報道発表)という。
具体的には、新たに開発したプロペラを搭載すると、速度の向上や積載量アップが見込める。発表では「離陸やホバリングの低速時から、水平飛行など高速時まで、幅広い速度域において良好なプロペラ効率となり、最大で3割程度の効率の向上が期待できる」としている。
報道発表は、このプロジェクトのオーナーを務める「もりもと技術研究所」(所在地:兵庫県明石市)が行った。
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