ソフトバンクとトヨタの共同出資会社のMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)株式会社は2019年3月4日、同社の配車プラットフォームを搭載したオンデマンドバスの実証実験を神奈川県横浜市で3月19日から26日にかけて実施すると発表した。
報道発表によれば、大規模な住宅団地を有する横浜市旭区若葉台エリアの住民がモニターとして実証実験に参加し、スマホアプリを使ってオンデマンドバスを体験するという。
具体的には、アプリで出発地と目的地、日時を指定した上で予約登録を行うと、バスが指定の場所まで来てくれるというもの。運行時間は午前9時から午後5時までで、実証車両にはミニバンクラス1台を使用する。
同エリアでは高齢化が進み、地域の需要に合った移動手段の充実が模索されてきた。今回の実証実験はこうした取り組みの一環として実施されるもので、運営自体は「若葉台まちづくりセンター」が担う形となる。
MONET Technologiesは2019年2月、横浜市を含む17自治体と連携をスタートし、オンデマンドバスの実証実験を順次開始することを発表していた。
【参考】関連記事としては「MONET Technologies(モネテクノロジーズ)とは? トヨタとソフトバンク出資、自動運転やMaaS事業」も参照。