中国ライドシェア最大手のDidi Chuxing(滴滴出行)=DiDi=は2019年8月5日、自動運転専業の新会社の設立について発表した。
中国Didiの社内で2016年に立ち上げられた自動運転部門を独立させる形。同部門は既に中国と米国で計200人以上のスタッフを抱えている。
報道などによれば、自動車メーカーや技術開発企業との共同研究や技術開発、自動運転ビジネスの立ち上げなどが新会社の事業の主な柱となるようだ。中国DiDiのZHANG Bo最高技術責任者(CTO)が新会社のトップに就任する。
大手ライドシェア企業が自動運転部門をスピンアウトする例は今回が初めてではない。2019年4月にはウーバーが自動運転開発部門の「アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)」を分社化させている。
【参考】関連記事としては「トヨタとDiDi、中国におけるMaaSで協業拡大 ライドシェア運転手に車両関連サービス」も参照。