自動車部品メーカー大手の株式会社ミツバ(本社:群馬県桐生市/代表取締役社長:長瀬裕一)と群馬大学(所在地:群馬県前橋市/学長:平塚浩士)、群馬県桐生市(市長:亀山豊文)は2018年12月2日までに、複数の種類の自動運転車両を使った公道実証実験を実施すると発表した。
実証実験は桐生市が抱える「移動課題」の解決に向けた取り組みの一環として2019年5月25日と26日の2日間行われ、実証実験に使うのは自動運転バスと自動運転コミューター、自動運転パーソナルモビリティの3種類。実証実験では、桐生市役所などを拠点に市民に乗車体験をしてもらう。
実証実験の目的は①地域の暮らしに合った移動手段や移動スタイルの把握②自家用車以外の多様な移動手段に対するニーズの収集③多様な移動手段のサービスイメージの検証・開発—の3点。産学官で永続可能なモビリティネットワークの構築に挑戦する。
報道発表では地方都市における移動に関する現状や課題として、100メートル未満の移動でも4人に1人が自動車を利用していることや、自家用車が使えない高齢者は外出率も低くなっていること、バスの利用率が低くなっていることなどを指摘している。
【参考】関連記事としては「全国初の自動運転営業バス、群馬県前橋市に登場 レベル4搭載、12月から実証実験」も参照。