自動運転(自律走行)化を後付けで実現させるユニットが開発されれば、あらゆるモビリティの無人走行が可能になる。こうした視点を持ったあるプロジェクトがスタートした。
そのプロジェクトは、ドローン開発を行うイームズロボティクス株式会社(本社:福島県福島市/代表取締役:斎藤仁)と、位置情報の受信機を開発するマゼランシステムズジャパン株式会社(本社:兵庫県尼崎市/代表取締役:岸本信弘)によって立ち上げられた。
イームズロボティクスはドローンや無人機の自動運転技術を開発しており、準天頂衛星「みちびき」の信号を活用したマゼランシステムズジャパンの位置情報特定技術と組み合わせることで、後付けの「自律走行ユニット」を実現するという。
報道発表を行ったイームズロボティクスは「両社の強みを活かした『自動走行ユニット』を共同で開発することで屋外における高精度で正確な自動運転を実現します」とした上で、この自動走行ユニットについて「やがて社会のインフラとして求められると確信しています」と述べている。
自律走行ユニットのサービスリリースは2020年初旬を予定しており、2020年内に量産と販売もスタートする予定だという。
【参考】関連記事としては「【日本版】自動運転開発を手掛ける主要企業・会社総まとめ 自動車メーカーからベンチャー・スタートアップまで、LiDARやカメラ開発も」も参照。