検索世界大手Googleの傘下企業であるウェイモ。Googleの自動運転開発部門が分社化して誕生し、いまもGoogleとは開発・予算において蜜月の関係にある。そして、99%以上の収益が広告収入であると言われるGoogle。誰かがネット上でググってくれた部分だけ広告収入が増え、自動運転車にかけることができる予算も大きくできる。
そんな中、ウェイモ社の最高経営責任者(CEO)であるジョン・クラフチック氏がツイッター上で、同社が今までに公道で実施した自動運転実験の走行距離を可視化したグラフを公表した。
グラフによれば、2018年7月には通算走行距離が800万マイル(約1300万キロ)に達し、2017年11月から2倍に達したという。クラフチックCEOによれば、現在はウェイモの自動運転車は25都市で計600台が走行しており、1日に2万5000マイル(約4万キロ)を走行しているようだ。
「ググれカス!」というネット用語もあるが、これはAI自動運転の開発を進めるために、ウェイモにとっては大歓迎だ。あなたがググった分だけGoogleに広告収入が入り、ウェイモの自動運転車は走行距離を増やしていく。
【参考】ウェイモの走行距離については「月往復10,000回分を自動運転で仮想走行 グーグル系ウェイモ|自動運転ラボ