自動運転技術や人工知能(AI)技術の活用が期待される「空飛ぶタクシー」市場が、2026年には世界で1兆円規模になる——。こんな予測が株式会社AQU先端テクノロジー総研(本社:千葉市中央区/代表者:子安克己)のシミュレーションで導きだされた。
AQU先端テクノロジー総研は会社員や公務員2300人を対象としたアンケート調査を実施。回答者の46%が「空飛ぶタクシーがもし将来あれば利用してみたい」と回答したという。また「大都市の交通渋滞の深刻さを感じている」と回答した人は全体の50.4%に上り、空という新たな交通インフラへの期待も感じられる結果となったようだ。
同社は空飛ぶタクシーについて、2020年の東京オリンピックや2024年のパリオリンピックなどの世界的な大規模イベントを通じて、段階的に技術が飛躍していくとみている。
日本国内では、自動車や航空業界、スタートアップ関係の若手を中心とした業務外有志団体「Cartivator(カーティベーター)」が空飛ぶクルマ「SkyDrive」の技術開発と事業開発に取り組んでおり、2020年の東京オリンピック開会式で聖火点灯デモに参加するという独自目標を立てている。
【参考】Cartivatorのプロジェクトについては「EUのエアタクシー、アウディ参画で試験へ 日本のCartivatorは東京五輪でデモ!?|自動運転ラボ 」も参照。