イーロン・マスク氏、過去にAppleにテスラ売却を打診 Twitterで発言

Appleは当時、トヨタのレクサスで実証実験中

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イーロン・マスク氏=出典:Steve Jurvetson/Flickr (CC BY 2.0)

米EV(電気自動車)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、過去にAppleのティム・クックCEOに対し、テスラの売却の打診を試みていたことが明らかになった。マスク氏の2020年12月23日のTwitterのツイートから判明した。

そのツイートが以下だ。Motel 3の開発で苦戦していたころにクックCEOと売却について議論するために接触を試みたが、ミーティングが行われることは無かったという。イーロン・マスク氏によると、そのときのテスラの時価総額は現在の10分の1程度だったという。

マスクCEOがクックCEOに売却を打診しようとしたときから、テスラの株価は10倍以上になっている。そう考えると、アップルは絶好の投資機会を逃したことになる(もちろんアップルが買収後に現在のように時価総額が跳ね上がっているかは分からないが)。

マスク氏が接触を試みたのは2017年ごろと考えられ、このころはAppleはトヨタ自動車のレクサスの2015年型SUV(多目的スポーツ車)をベースにした自動運転車を使い、公道での実証実験を行っていた。

もしAppleがテスラを買収していたら、Appleの自動運転車もテスラ車がベースになっていったかもしれない。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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