地下鉄駅で自動運転消毒ロボが活躍!ZMPの「PATORO」が活躍

東京メトロとともに実証実験

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出典:東京メトロ・プレスリリース

株式会社ZMP(東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)はこのほど、東京地下鉄株式会社(東京都台東区/代表取締役社長:山村明義)=東京メトロ=と、有楽町線月島駅構内において、自動運転が可能な警備ロボット「PATORO(パトロ)」を活用した無人消毒の実証実験を2020年6月12日の終電後に実施したことを発表した。

■人と共生する警備ロボット「パトロ」

パトロは人が歩く速度で自律走行し、ビルや敷地内を巡回警備できるロボットだ。複数のカメラやレーザーセンサーで通行人を検知し、豊かな表情と声のコミュニケーションで人と共生する。パトロは宅配ロボットの「デリロ」や1人乗りロボットの「ラクロ」とともに、「低速自動運転ロボット三兄弟」としてシリーズ化されている。

ZMPは新型コロナウイルスの流行による無人消毒ニーズの高まりを受け、いち早く動いた企業として注目を集めている。4月にはパトロに自動制御の消毒液散布機能が追加できるオプションを発表し、6月から導入に向けたサービスを開始している。

■化粧室の手すりや券売機付近の荷物置き場で消毒

東京メトロでは新型コロナウイルスの感染予防対策として、駅社員や清掃員が駅構内設備の消毒を実施していたが、感染リスクの低減と、より効率的で効果的な消毒ができるようロボットの活用を検討していた。今回、ロボットの有用性を検証すべく実証実験の実施に至った。

実証では事前に取得した駅構内の3Dマップを基に、パトロが化粧室の手すりや券売機付近の荷物置き場に消毒液を噴霧した。券売機や改札機、昇降機などは精密機器のため、故障の可能性などを考慮し、今回は消毒対象外とした。

今回の実証の結果、消毒液噴霧時の高さの自動調整ができないなどの課題も見つかった。課題に対する対策と同時に、消毒対象外だった券売機や改札機、昇降機への消毒対策も検討し、今後再検証を進めていくという。

また、今後はエレベーターとの連携により、パトロの活動範囲も広げていく方針のようだ。

■【まとめ】withコロナ時代にますます活躍

withコロナ時代、人と人との接触を少なくする自動運転ロボットの活躍はますます進むと考えられる。「無人」の強みを活かしたパトロの活用シーンは今後も増えていきそうだ。

【参考】関連記事としては「人のマスク着用を監視!自動運転パトロールロボ、中国で活躍」も参照。

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