東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:深澤祐二)=JR東日本=と宮城県、仙台市は2020年2月4日までに、仙台圏におけるMaaSの構築を目指した第1弾企画として、「仙台圏における観光型MaaS STEP1」の実証実験を実施すると発表した。
STEP1で得たデータを分析して2020年度中に開始予定のSTEP2に活かし、2021年4月から9月まで開催される「東北ディスティネーションキャンペーン」にMaaSの本格導入を目指すという方針のようだ。
■「TOHOKU MaaS 仙台 trial」でできることは?
仙台を中心としたエリアで実施されるこの実証実験におけるサービスの名称は「TOHOKU MaaS 仙台 trial」で、スマートフォンなどから専用サイトにアクセスすることで利用可能だ。JR東日本のアプリとの連動によって現在地から目的地までの経路を検索できるほか、デジタルチケットをクレジットカード決済で購入することなどができる。
サービスの目玉の一つがデジタル化された「仙台まるごとパス」の販売で、このパスは鉄道やバスなどで係員への提示やQRコードをかざすことで利用できるという。
またこの仙台まるごとパスを購入すると、対象店舗やお店で特典が受けられる「クーポンブック」、アンケートに答えると仙台駅の商業施設で利用可能なクーポンが必ず受け取れる「お土産スクラッチ」の特典があるようだ。
STEP1の実証期間は2月1〜29日まで。サービス専用サイト(https://tohoku-maas.com/sendai/)からアクセス可能だ。日本後・英語・中国語(繁体語)の3言語での利用ができ、「仙台まるごとパス」のチケットは大人2720円、こども1350円。
【参考】関連記事としては「MaaS(マース)の基礎知識と完成像を徹底解説&まとめ」も参照。