Googleの自動運転タクシー、東京で来年展開か

英語版ブログでしれっと言及

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世界で初めて自動運転タクシー(ロボタクシー)を商用化した米Google系の自動運転開発企業Waymo(ウェイモ)は、米国内での展開エリアを急速に拡大中だ。

そして東京でもWaymoのロボタクシーサービスが始まる。Waymoが公開したブログから、2026年に東京での配車サービスでのスタートを計画していることが明らかになった。

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■東京とロンドンでのサービスを計画

出典:Waymo公式サイト

Waymoは公式ブログで2025年12月10日、「2026年を見据え、東京やロンドンといった海外都市を含む20以上の新たな都市でのライドヘイリング事業に向けて、すでに初期準備を進めている」と発表した。

As we look to 2026, we’re laying the early groundwork for ride-hailing operations in over 20 additional cities in 2026, including international cities like Tokyo and London.

▼Delivering more for our riders in a year of incredible growth|Waypoint
https://waymo.com/blog/2025/12/2025-year-in-review

具体的な時期は明らかにされていないが、2026年中に東京やロンドンでサービス展開計画があるのは確かなようだ。同社は現在、この2都市でテスト走行などを行っている最中だ。

東京での取り組みについては、日本交通、GOと共同でWaymoの自動運転技術「Waymo Driver」のテストを東京都内で実施するため戦略的パートナーシップを締結したことを2024年12月に発表した。これがWaymo初の海外進出案件となった。

2025年4月からはWaymo車を用いて公道走行を開始。車両は25台で、港区、新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、品川区、江東区の7区において、Waymoのトレーニングを受けた日本交通の乗務員が手動運転しデータを収集するという内容。

出典:GO公式プレスリリース

Waymoの日本版公式サイトでは、よくある質問として「いつから利用できますか?」とあり、「すでに実証されているWaymo Driverの安全性を世界中に広めたいと考えていますが、東京ではまだ乗客向けサービスを提供していません」と答えるにとどまっている。また「いつどこで走行する予定ですか?」については、「東京都内のいくつかの区(港区、新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、品川区、および、江東区を含みます。)で日中及び夜間に走行する予定です」と回答している。

▼Waymo日本版 公式サイト
https://waymo.com/intl/jp/waymo-in-japan/

なおロンドンでは2025年10月にサービスに参入することを発表済みで、同年12月に24時間体制での自動運転車の試験走行がスタートしている。ただし現在はドライバーレスではなく、セーフティドライバー同乗のもとでの走行となっている。

■米国では複数都市で無人走行を実現

2018年にアリゾナ州フェニックスで世界初の商用ロボタクシーサービスを開始したWaymo。現在はカリフォルニア州サンフランシスコ・ロサンゼルス、テキサス州オースティンなどで完全ドライバーレスでのサービス提供を行っている。

2025年は、今の時点で前年の3倍以上となる1,400万回以上の移動を提供しており、累計2,000万回を超える見通しとなっている。12月初めには、陣痛が始まった女性が病院へ向かうためにWaymo車を呼び、車内で出産するという出来事もあったようだ。同社は早朝の通勤や空港への移動、結婚式、そして出産に至るまで、ユーザーの日常生活での足の一部として寄り添っていくとしている。

2025年11月には新たにフロリダ州マイアミ・オーランドやテキサス州ダラス・ヒューストン・サンアントニオの5都市でもサービスを開始することを発表した。また同年12月には、ミズーリ州セントルイスやペンシルベニア州ピッツバーグ・フィラデルフィア、メリーランド州ボルチモアにも展開を拡大することを発表している。

■Waymoの海外展開は成功するのか

米国では、EV(電気自動車)大手テスラやAmazon傘下の自動運転開発企業Zoox(ズークス)もロボタクシー事業に参入している。しかし長年の運行実績があり、膨大な走行データを収集し技術向上を行っているWaymoにはまだまだ追いつかないかもしれない。

Waymoのロボタクシーが日本でも実現すれば、大きな話題になるだろう。新しいもの好きのユーチューバーやインフルエンサーが率先して利用することになるかもしれない。しかし一般市民に限れば、慎重な国民性ゆえ少しずつ社会受容性を高めていくことが必要になってくるだろう。

【参考】関連記事としては「Googleの自動運転車、「トヨタより先」に東京都民に浸透」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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