楽天グループは2024年11月6日、人が同行しない状態で自動配送ロボットが商品を届ける新サービスの展開を東京都晴海周辺でスタートした。楽天が都内で展開する取り組みとしては初。
楽天グループが「都内・無人」を実現したことで、EC世界大手のAmazonの日本法人などもこの動きに追随し、そう遠くない時期に同種の仕組みを導入する可能性が高そうだ。
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■スタバや吉野家の商品を無人配達
自動配送ロボットが配送するのは、スターバックスや吉野家、スーパーマーケットの商品。ユーザーは事前に指定した場所で商品を受け取ることができ、対象商品は現時点では5,300品以上となっている。配送料は100円(税込)。 温かい商品でも冷たい商品でも対応している。
ただし、受け取り場所はどこでもいいという訳ではなく、「晴海周辺のマンションやオフィス、公園などの62カ所」となっている。楽天グループは「今後も順次拡大していく予定」としており、よりユーザーが便利に利用できるよう努めていくという。
雨天時を含め日中・夜間に毎日配送し、配達時間は午前10時〜午後9時の間で15分ごとの枠から指定できる仕組み。ユーザーはスマホ向けの専用サイトから注文し、配送状況を専用サイトで確認することも可能だ。ロボットが到着したら、ユーザーはSMSなどで通知される暗証番号を機体のパネルに入力し、商品を受け取る。
■米新興Cartkenのロボットを採用
楽天グループが採用した機体は、米スタートアップのCartken(カートケン)が開発したもの。機体サイズは長さ71cm、幅45.5cm、高さ120cmで、積載容量は約24リットル、最高速度は時速5.4キロ。
CartkenはGoogle出身者が2019年に創業した企業で、同社が開発したロボットを三菱電機のグループ会社が今回のサービス向けに調整し、利用している。
【参考】関連記事としては「Uber Eatsの配送ロボ、開発者はGoogle出身!Cartkenの知られざる実力」も参照。
Uber Eatsの配送ロボ、開発者はGoogle出身!Cartkenの知られざる実力
■経産省がサービス実施を補助
楽天は物流の「2024年問題」などに対する懸念が高まる中、これまでに自動配送ロボットの実証実験を繰り返し実施してきた経緯がある。今回のサービスは2024年8月からテストサービスとして試験運用を始め、今回の本ローンチに至った。
同社は報道発表で「今後も自動配送ロボットによる安全・安心で便利なサービスの提供を拡大し、人手不足の中においても物流イノベーションの実現を目指す」としている。ちなみに今回のサービス実施は、経済産業省が実施している「自動配送ロボット導入促進実証事業」の補助を受けている。
■AmazonなどEC他社の動きに注目
楽天が都内での無人配送サービスをローンチしたことで、今後注目が集まるのは他社の動きだ。EC大手Amazonがすかさず同様の取り組みを早期に日本国内で展開する可能性もありそうだ。
ちなみに日本国内においては、Uber Eatsの日本法人もCartkenの自動配送ロボットを活用し、ロボット配達サービスに着手している。今後の動向に注目だ。
【参考】関連記事としては「自律走行ロボットの種類は?(2024年最新版)」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)