トヨタは静岡県裾野市で実証都市「Woven City」を建設中だ。Woven Cityは、自動運転技術を含めさまざまな先進技術をテストする街で、実際に「住民」が住むようになることも発表されている。では、どうすればトヨタのWoven Cityに住むことができるのだろうか。
■「居住に関する情報は、決まり次第公表」
Woven Cityの公式サイトをまず開いてみてほしい。URLは「https://www.woven-city.global/jpn/」だ。開いたページの下部に「FAQ」(よくある質問)が並んでおり、その中で「どうしたら住めますか?」という質問がある。
この質問に対する回答は以下の通りだ。
Woven Cityは住民を含むWoven Cityに関わるすべての人々と共創する街です。ヒト中心のこの街で、ともに社会課題を解決していけるよう、発明家、高齢者、子育て世代の方々などに居住していただくことを考えています。居住に関する情報は、決まり次第公表します。(出典:https://www.woven-city.global/jpn/)
いまのところ、「発明家、高齢者、子育て世代の方々」などに住んでもらうことを想定しているようだが、それ以上の情報はまだ公表されていないということだ。
Woven Cityは2024〜2025年の第1期オープンを目指して準備が進められているため、早ければ来年にも住民になるための応募フォームが公開される可能性はありそうだ。
■「どうすれば関われますか?」への回答は?
このFAQ、全部で8個の質問に対する回答が紹介されているので、興味がある人はぜひ目を通してほしい。
例えば「Woven Cityのプロジェクトにどうすれば関われますか?」という質問に対しては、以下のように回答している。
Woven Cityは「テストコースの街」です。社会課題の解決に向け、一緒にまだ世の中に存在しない新しい仕組みやサービスを発明し、実際の街の中で試したいと考えている発明家の方、企業の方などのご提案をお受けしています。
また、私たちの想いに共感し、Woven City Managementの一員として一緒に働きたいという皆さまからの応募もお待ちしています。(出典:https://www.woven-city.global/jpn/)
■住むための応募フォームができる日は?
トヨタは「Partners Inquiry Form」を設けており、Woven Cityに関して提携を希望する企業に関しては、すでに申し込みを受け付けている。
▼Partners Inquiry Form
https://www.woven-city.global/jpn/partners/
もしWoven Cityの住民になりたい人は、公式サイトをぜひ時々訪れてみてほしい。密かに住民の応募フォームもできているかもしれない。
【参考】関連記事としては「トヨタWoven City、初期住民は8種類!自動運転を試す実証都市、いつオープン?」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)