「自動運転の目」と呼ばれるLiDAR(ライダー)は、光技術を使って車両の周辺の状況を検知・認識するためのセンサーだ。自動運転車への搭載は必須とされているが、センサー自体の価格が高いことがネックで、自動運転車の市販化に向けては低価格化が一つの課題とされてきた。
そんな中、米LiDAR大手のルミナー(Luminar)がこのほど、500ドル(約5万4000円)のLiDARを発売することを公式発表した。ソーダ缶と同じくらいのサイズであるこの「第3世代LiDARユニット」は、バンパーに簡単に装着できることなどが特徴らしい。
ルミナーは2012年に設立され、これまでLiDARシステムの生産コストを数百ドル程度まで下げる研究に力を入れてきた。トヨタ自動車もルミナー社製のLiDARの技術力を高く評価していることで知られている。
【参考】関連記事としては「トヨタも愛した23歳の神童CEOの正体 自動運転の目「LiDAR」と米ルミナー」も参照。