高速バス大手のWILLER株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役:村瀨茂高)は2019年10月28日、観光MaaSアプリ「WILLERSアプリ」を同日付でリリースしたと発表した。
このWILLERSアプリは、鉄道やバス、タクシー、レンタカーなどの移動手段のほか、体験アクティビティなどを一元的に検索・予約・決済できるもので、同社はこのアプリのローンチで、地方観光における二次交通の不足問題の緩和に貢献したい考え。
同日付でOS版とAndroid版のアプリをローンチし、当初は「ひがし北海道エリア」と「京都丹後鉄道沿線エリア」でアプリが利用可能になるという。アプリの利用対象者は「個人旅行者」としている。デジタルチケットの表示などもアプリの機能として搭載されているようだ。
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/id1471754821?mt=8
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.willer.maasapp
同アプリの公式サイトでは利用の手順として5段階で説明されている。その5段階は「旅のスタートと最終地点を設定」「ルート内の移動体験や目的地を追加」「ルート内の周辺スポットを追加」「選んだルートの体験や交通を一括予約&決済」「当日のナビゲーション&チケット利用」だ。
WILLERは高速バス事業だけではなく、国内外を事業フィールドにMaaSや自動運転関連のサービスの開発も積極的に行っている。例えば2019年6月にはベトナムでタクシー配車アプリサービスを開始している。
【参考】関連記事としては「高速バス大手のWILLER、ベトナムでタクシー配車アプリの提供開始 MaaS事業の一環」も参照。