金沢シーサイドラインの「新杉田駅」で起きた自動運転列車の逆走事故で、国土交通省は事故に関する一部資料を2019年6月17日までに公表した。
原因に関するイメージとしては、下記の図が公開されている。この図では、ATO(自動列車運転装置)の「地上装置」と「車上装置」との間では進行方向の切替に関する情報は伝達されていたものの、車両の進行方向を伝える回路に断線があり、モーター制御装置にはその指示が伝わらなかったとのことが示されている。
さらに事故があった新杉田駅における構内図と衝突状況を示した図も下記の通り公表されており、列車が後退した距離が25.5メートルであることや、車止めの位置などが記載されている。
【参考】関連記事としては「【解説】見直すべきは「自動運転」にあらず シーサイドライン事故から考える」も参照。